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シナトゲバゴマフガムシ
学名:Berosus fairmairei

ライトトラップに飛来した本種(2017.7.8 西表島)
Data
和名 シナトゲバゴマフガムシ
体長 5〜6mm
分布 奄美大島,喜界島,沖永良部島,与論島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,池間島,石垣島,西表島,与那国島
出現期 7〜8月
水草,枯れ葉,魚類などの死体
解説 トゲバゴマフガムシの一種。
体色は黄褐色で上翅には不明瞭な暗色の斑紋がある。
同属には本種を含めて3種が南西諸島に生息しているが、本種の上翅はすべての間室で点刻が2列であることで区別できる。
上翅先端付近に1対の棘があるのがトゲバゴマフガムシ亜属の特徴である。
 
国内に生息するゴマフガムシ属(Berosus)のトゲバゴマフガムシ亜属(Enoplurus)は以下の6種。
和名/学名 分布
トゲバゴマフガムシ
Berosus lewisius
本州,淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,下甑島,種子島,屋久島
シナトゲバゴマフガムシ
Berosus fairmairei
奄美大島,喜界島,沖永良部島,与論島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,池間島,石垣島,西表島,与那国島
ナガトゲバゴマフガムシ
Berosus elongatulus elongatulus
トカラ列島,奄美大島,加計呂麻島,徳之島,伊平屋島,池間島,石垣島,西表島,与那国島
オオトゲバゴマフガムシ
Berosus incretus
本州,隠岐,九州,対馬,奄美大島,伊是名島,石垣島,西表島,小浜島,南大東島,与那国島
ニッポントゲバゴマフガムシ
Berosus nipponicus
本州,淡路島,四国
トゲトゲバゴマフガムシ
Berosus spinosus
九州
 
写真は7月8日の夜、西表島の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。体長は5mmだった。本種が一番多く飛来した。森とライトトラップの間に谷川があったのでそこから飛来したようだ。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2017.7.8 西表島)

ライトトラップに飛来した本種A
(2017.7.8 西表島)

上翅の先端部
1対の棘がある。
(2017.7.8 西表島)
 
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