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キイロテントウ
学名:Kiiro koebelei koebelei

キイロテントウ(2007.6.30)
Data
和名 キイロテントウ
体長 4〜5mm
分布 本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(三宅島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,壱岐,志賀島,沖ノ島(筑前),相島,能古島,五島列島,上甑島,中甑島,下甑島,屋久島,トカラ列島(中之島),伊平屋島,石垣島,西表島
出現期 4〜10月
ウドンコ病菌などの菌類
 幼虫も同様。
解説 黄色いテントウムシ。
上翅は黄色一色で斑紋がない。前胸背板は白く、1対の黒紋がある。
本種は植物に寄生するウドンコ病菌を食べる有難い益虫である。
前胸背板は透明なので、頭部を引っ込めた状態でも辺りを観察することができる。
奄美諸島以南の個体は前胸背板の黒紋が本種より大きいため、別亜種とされる。
 
国内に生息するKiiro属は本種のみで以下の2亜種。
亜種区分/学名 分布
基亜種
Kiiro koebelei koebelei
本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(三宅島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,壱岐,志賀島,沖ノ島(筑前),相島,能古島,五島列島,上甑島,中甑島,下甑島,屋久島,トカラ列島(中之島),伊平屋島,石垣島,西表島
奄美亜種
Kiiro koebelei amamiana
奄美大島,沖縄島,伊平屋島,慶留間島,屋嘉比島,久米島
 
写真は6月30日にウドンコ病で白くなった木の葉に複数の本種が集まっているのを見つけ撮影したもの。
蛹の写真は、アオキコブアブラムシAulacorthum linderae)が寄生するアオキで複数見られた。
PHOTO

ウドンコ病菌に来た本種
(2007.6.30)

越冬中の本種@
(2009.1.2)

越冬中の本種A
(2009.1.2)

ウドンコ病菌を食べる本種
(2007.6.30)

ウドンコ病菌
ウドンコ病に侵された植物に複数の本種が集まっていた。
(2007.6.30)

アオキ上の蛹
(2010.7.17)
 
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