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ナミテントウ
学名:Harmonia axyridis

斑紋型(2009.4.18)
Data
和名 ナミテントウ
 別名:テントウムシ
体長 7〜8mm
分布 北海道,礼文島,利尻島,奥尻島,天売島,本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(新島,三宅島,八丈島),小笠原諸島(父島),舳倉島,淡路島,隠岐,屋代島,四国,小豆島,直島,九州,対馬,壱岐,志賀島, 沖ノ島(筑前),藍島,相島,能古島,五島列島,上甑島,中甑島,下甑島,奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島
出現期 3〜11月
 成虫で越冬する。
アブラムシキジラミ

 幼虫も同様。
解説 よく目にするもっともポピュラーなテントウムシ。
光沢があり、非常に色鮮やかで、小さいがよく目立つ虫である。
写真の四紋型のテントウムシはよく見かけるが、他にも二紋型や紅紋型、斑紋型などさまざまな模様を持つものがある。
 
本種はアブラムシを食べる為、益虫とされている。
しかし、アブラムシはお尻から甘い蜜を分泌するため、その蜜に集まるアリに攻撃されて逃げてしまうことが多い。
集団で越冬する。
 
国内に生息するテントウムシ属(Harmonia)は以下の4種。
和名/学名 分布
ナミテントウ
Harmonia axyridis
北海道,礼文島,利尻島,奥尻島,天売島,本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(新島,三宅島,八丈島),小笠原諸島(父島),舳倉島,淡路島,隠岐,屋代島,四国,小豆島,直島,九州,対馬,壱岐,志賀島, 沖ノ島(筑前),藍島,相島,能古島,五島列島,上甑島,中甑島,下甑島,奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島
クリサキテントウ
Harmonia yedoensis
北海道,本州,飛島,四国,九州,対馬,上甑島,屋久島,トカラ列島(中之島,宝島),奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,久米島,南大東島,宮古島,石垣島,西表島,波照間島
オオジュウゴホシテントウ
Harmonia dimidiata
九州,対馬,屋久島,沖縄島,石垣島,西表島,与那国島
ヤホシテントウ
Harmonia octomaculata
対馬,天草諸島,下甑島,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島,伊平屋島,慶留間島,石垣島,西表島
 
トップの写真は、シャリンバイ上にいた斑紋型を撮影したもの。黒地に赤い斑紋がある斑紋型は比較的珍しいようで、初めて見たが、発見当初サツマキジラミPsylla satsumensis)を食べているところで、食べ終わると近くの葉にいるサツマキジラミに飛び掛り捕食するところを観察することができた。本種はアブラムシを食べることで有名だが、キジラミについても積極的に捕食することが分かった。
PHOTO

二紋型@
(2012.4.19)

二紋型A
(2012.4.19)

イロハモミジに集まるナミテントウ
(2006.4.8)

斑紋型
シャリンバイ上で、サツマキジラミを捕食中。
(2009.4.18)

四紋型
赤・黒・白とはっきりとした模様が非常によく目立つ。
(2005.9.11)

紅紋型@
まるで別種かと思うほどの変異だが、ナミテントウである。
(2005.10.30)

紅紋型A
前胸部はコウモリのような模様がある。
(2005.10.30)

紅紋型B
(2005.11.26)

斑紋の大きな紅紋型
同じ紅紋型でもこの個体は斑紋が大きい。
(2005.11.5)

斑紋の無い紅紋型
同じ紅紋型でも斑紋の大小やまったく無い個体もある。
(2005.11.26)

交尾@
♀は、ギシギシアブラムシを捕食中。
(2009.5.9)

交尾A
(2005.4.8)

交尾B
(2005.4.8)

イロハモミジに産み付けられた卵
(2012.4.19)

幼虫
ナナホシテントウではオレンジ色の模様は離れているが、ナミテントウではつながっている。
(2005.11.12)
 
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