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マスダクロホシタマムシ
学名:Lamprodila vivata

スギの伐倒木に産卵するマスダクロホシタマムシ♀(2020.7.19)
Data
和名 マスダクロホシタマムシ
体長 7〜13mm
分布 本州,四国,九州,対馬,天草諸島,屋久島,口永良部島
出現期 5〜8月
木の葉
 幼虫はスギ,ヒノキなどの枯れ木を食べる。
解説 中型タマムシの一種。
地色は金緑色で、光の当たり具合によって黄色〜赤色まで変化する。
上翅には青い斑紋がある。
同属のクロホシタマムシに似るが、青黒い斑が本種では少なく、クロホシタマムシの場合では、上翅の前方まで斑紋があることから判別できる。
 
日本に生息するキンヘリタマムシ属(Lamprodila)のクロホシタマムシ亜属(Palmar)は以下の3種(1亜種)。
和名/学名 分布
クロホシタマムシ
Lamprodila virgata
北海道,本州,九州,対馬
キュウシュウクロホシタマムシ
Lamprodila davidis intermedia
九州,屋久島,奄美大島,沖縄島
マスダクロホシタマムシ
Lamprodila vivata
本州,四国,九州,対馬,天草諸島,屋久島,口永良部島
 
写真は7月19日に近所の林縁に伐採後放置されていたスギの倒木に産卵していた♀を発見し撮影したもの。本種を見るのは実に16年ぶりで以前紹介していた写真は詳細は忘れたがクワガタ飼育用の材(恐らくスギの皿木)から出てきたもの。今回は一眼レフでようやくまともに撮影することができた。終始倒木上を歩き回り、細長い産卵管を伸ばして樹皮の隙間に産卵していた。
PHOTO

スギの伐倒木に産卵中の♀@
(2020.7.19)

スギの伐倒木に産卵中の♀A
(2020.7.19)

スギの伐倒木に産卵中の♀B
(2020.7.19)

スギの伐倒木に産卵中の♀C
(2020.7.19)

クワガタ飼育用の材から出てきた個体
古いデジカメでの撮影。
(2004.2.1)
 
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