キベリヒラタガムシ

Data

和名

キベリヒラタガムシ

体長

５.５～６.０ｍｍ

分布

北海道，本州，伊豆諸島（大島，八丈島），隠岐，四国，小豆島，直島，九州，対馬，沖縄島

出現期

４～１０月

餌

水草，枯れ葉，魚類などの死体

解説

大変小さいヒラタガムシの一種。
小型だが、同属の中では最大。
水草の多く流れの無い池や沼地に生息している。
前胸と上翅の外縁は透明感のある淡黄色。

国内に生息するヒラタガムシ属（Enochrus）のMethydrus亜属は以下の７種。

和名/学名	分布
キベリヒラタガムシ Enochrus japonicus	北海道，本州，伊豆諸島（大島，八丈島），隠岐，四国，小豆島，直島，九州，対馬，沖縄島
クロヒゲヒラタガムシ Enochrus affinis	北海道
チビヒラタガムシ Enochrus esuriens	本州，四国，九州，上甑島，下甑島，奄美大島，加計呂麻島，徳之島，沖永良部島，与論島，沖縄島，宮古島，池間島，石垣島，西表島，与那国島，北大東島
オオヒラタガムシ Enochrus haroldi	本州，九州
サトミヒラタガムシ Enochrus satomii	沖永良部島，沖縄島，石垣島，西表島，南大東島
ウスグロヒラタガムシ Enochrus uniformis	本州
コヒラタガムシ Enochrus vilis	北海道，利尻島，本州

写真は９月２７日に林縁の沼地で採集した本種を１１月１日に撮影したもの。採集した沼は一面浮き草で覆われており、マメゲンゴロウ（Agabus japonicus）と共に非常にたくさん生息していた。