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ハイイロゲンゴロウ
学名:Eretes griseus

ハイイロゲンゴロウ(2007.6.17 鎌倉産)
Data
和名 ハイイロゲンゴロウ
体長 9.8〜16.5mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(大島,三宅島,八丈島,鳥島),小笠原諸島, 舳倉島,淡路島,隠岐,四国,小豆島,直島,九州,対馬,壱岐,天草諸島,下甑島,屋久島,薩摩黒島,トカラ列島(中之島,宝島),奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,多良間島,与那国島
出現期 3〜10月
アカムシなど
飼育難易度 ★★★☆☆
 水草の茎などに産卵する。
高温や富栄養化に強く、飼育し易い。
解説 水田に多く見られる中型のゲンゴロウ。
淡黄色に黒い点刻が多数あり、灰色に見えることからハイイロの和名がある。
更に黒い斑紋もあり、上翅後方に黒い横帯が見られる個体が多い。
富栄養化に強く、大量繁殖することもある。
 
水質の悪化や水温の上昇にも強いので、成虫飼育は容易だが、陸地を作らなくても浮いた状態で飛び立つことができるので、飼育ケースに蓋をしないと逃げ出してしまうので注意が必要。
日本に生息するハイイロゲンゴロウ属(Eretes)は本種のみ。
 
写真は6月16日に水田を泳いでいた本種を採集して撮影したもの。多数泳いでいて5匹採集して繁殖に挑戦することにした。水田の水温は非常に高く、暑さには非常に強いようだ。
関連リンク  ハイイロゲンゴロウ飼育記
PHOTO

前から見た本種(鎌倉産/WILD)
(2007.6.17)

水槽内の本種(鎌倉産/WILD)
(2007.6.16)

横から見た本種(鎌倉産/WILD)
(2007.6.16)

水面で空気を取り入れる本種(鎌倉産/WILD)
(2007.6.16)

翅を乾かし飛ぶ準備をしている。(鎌倉産/WILD)
(2007.6.16)

ガラス面にへばり付く本種(鎌倉産/WILD)
(2007.6.16)

水田を泳ぐ本種
水底を探し回るようにクルクルと泳いでいた。
(2007.6.16)

本種が棲息する水田
水位は非常に浅く、ほとんど熱湯と化すような高温でも活動できる強靭な生命力であった。
(2007.6.16)

卵@
直径2mmと大変小さい。卵は透明な膜で覆われている。
(2007.6.17)

卵A
(2007.6.17)
 
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