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イヌビワシギゾウムシ
学名:Curculio funebris

ビーティングで得られた個体(2020.5.2)
Data
和名 イヌビワシギゾウムシ
体長 約4mm
分布 本州,伊豆諸島(大島,神津島),隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,平戸島,種子島,屋久島
出現期 5〜10月
不明
 幼虫はイヌビワの実を食べる。
解説 シギゾウムシの仲間。
体色は黒色で淡黄色の鱗毛が生えているが、上翅は不規則。
小楯板は黄白色。脚は赤褐色。
前脚腿節下面に棘状突起がある。
イヌビワの実に卵を産み付け、孵化した幼虫は実を食べて育つ。
海外では朝鮮半島,ロシア南東部に分布している。
本種が属するシギゾウムシ属(Curculio)は基亜属のみ43種が国内に生息している。
 
写真は5月2日に近所の林道でイヌビワをビーティングして得られた本種を撮影したもの。日当たりの良いイヌビワの枝を一度叩くと1匹落ちて、別の枝を叩くと一度に4匹落ちてきた。1か月前に海岸近くの林道でクスノキから得られているが個体差はほとんどなく近所の林道でもイヌビワ以外でもたまに得られている。口吻先端までの体長は5mm程だった。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
イヌビワにいた。
(2020.5.2)

ビーティングで得られた個体A
(2020.5.2)

ビーティングで得られた個体B
クスノキにいた。ただし、周りに複数のイヌビワがあった。
(2020.4.4)

ビーティングで得られた個体C
(2020.4.4)

ビーティングで得られた個体D
(2020.4.4)
 
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