コナラシギゾウムシ | |
学名:Curculio dentipes | |
♀(2011.6.12) |
Data | |
和名 | コナラシギゾウムシ |
体長 | 5.5〜10mm |
分布 | 北海道,奥尻島,本州,飛島,四国,九州,対馬 |
出現期 | 5〜10月 |
餌 | ブナ科(コナラ,ミズナラ,カシワ,ウバメガシなど) 幼虫はドングリの実を食べる。 |
解説 |
ブナ科のドングリに集まるシギゾウムシ。 ♀の口吻は大変長く、鳥のシギのように見える。 体色は濃褐色〜赤褐色で淡黄色〜灰黄色の微毛を生やす。上翅後方は褐色の斑紋がある。 ドングリに長い口吻で穴を開け、卵を産み付ける。孵化した幼虫はドングリの実を食べて育ち、外に出て越冬した後に蛹化・羽化する。産卵はドングリがまだ緑色の若いうちに産み付けるので、ドングリの成長とともに産卵跡は塞がれる。 同属に本種とよく似たニセコナラシギゾウムシ(Curculio conjugalis)がいるが、口吻は本種のほうが長い。 本種が属するシギゾウムシ属(Curculio)は基亜属のみ43種が国内に生息している。 |