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シバオサゾウムシ
学名:Sphenophorus venatus vestitus

石の下にいたシバオサゾウムシ(2021.4.3)
Data
和名 シバオサゾウムシ
体長 7〜10mm
分布 本州,伊豆諸島(八丈島),淡路島,四国,九州,種子島,薩摩黒島,奄美大島,沖縄島,久米島,北大東島,南大東島,宮古島,西表島
出現期 4〜10月
イネ科(ノシバ,コウライシバ,メヒシバなど)の根や茎
解説 芝生の害虫として有名なゾウムシの一種。
体色は暗赤褐色から黒褐色。前胸背は大きな円形の点刻が多数あり、左右と中央前方に縦隆起がある。
上翅は条溝と点刻列があり、後方に1対の黒紋がある。
体表の点刻は泥を纏いやすく保護色効果があるようだ。
本種は北アメリカから来た外来種で、1979年に沖縄のゴルフ場のノシバから見つかった。
本種は5亜種に分けられており、国内の本種は北アメリカ南東部からキューバにかけて生息する亜種とされる。
国内に生息するSphenophorus属は本種のみ。

 
写真は4月3日に海岸沿いで見つけた本種を撮影したもの。芝生が少し生えている砂地の石の下にいた。外来種のせいか手持ちの図鑑には掲載されていなかったが、「日本農業害虫大辞典」(全国農村教育協会)には詳しく解説されていた。
PHOTO

海岸沿いの石の下にいた個体@
(2021.4.3)

海岸沿いの石の下にいた個体A
(2021.4.3)

海岸沿いの石の下にいた個体B
(2021.4.3)

海岸沿いの石の下にいた個体C
(2021.4.3)

海岸沿いの石の下にいた個体D
(2021.4.3)
 
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