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ホソスナゴミムシダマシ
学名:Gonocephalum sexuale

河原の石の下にいたホソスナゴミムシダマシ(2020.8.2)
Data
和名 ホソスナゴミムシダマシ
体長 9.5〜12.6mm
分布 北海道,本州,淡路島,四国,九州
出現期 6〜8月
腐植質
解説 スナゴミムシダマシの一種。
体色は黒色で艶消し状。
前胸背板の幅が狭く、体形は比較的細長い。
上翅は不明瞭な条溝があり、点刻はない。
河原などの砂地に生息している。
海外では朝鮮半島,中国,ロシア南東部に分布している。
 
国内に生息するスナゴミムシダマシ属(Gonocephalum)は基亜属の以下の22種(1亜種)。ただし、最後の4種は記載以降記録がなく、他国の標本が混入した可能性があり、実際には18種と思われる。
和名/学名 分布
オオスナゴミムシダマシ
Gonocephalum pubens
本州,粟島,佐渡島,隠岐,淡路島,四国,小豆島,九州,平戸,壱岐,対馬
ヤエヤマオオスナゴミムシダマシ
Gonocephalum kondoi
多良間島,石垣島,竹富島,上地島,西表島
イオウスナゴミムシダマシ
Gonocephalum adpressiforme
硫黄島,南硫黄島,南鳥島
ヤマトスナゴミムシダマシ
Gonocephalum coenosum
本州(近畿以西),隠岐,淡路島,四国,小豆島,九州,壱岐,五島列島,対馬,下甑島,久米島,慶良間列島,宮古島,来間島,伊良部島,下地島,多良間島,石垣島,竹富島,西表島,鳩間島,波照間島,小浜島,与那国島,尖閣諸島(魚釣島)
センカクスナゴミムシダマシ
Gonocephalum senkakuense
与那国島,尖閣諸島(魚釣島)
タカラヒメスナゴミムシダマシ
Gonocephalum takara
トカラ列島(中之島,宝島),石垣島,西表島,波照間島,与那国島
リュウキュウスナゴミムシダマシ
Gonocephalum okinawanum
トカラ列島(中之島,宝島),奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,粟国島,石垣島,西表島,与那国島
オガサワラスナゴミムシダマシ
Gonocephalum potti
小笠原諸島(父島,兄島,弟島)
ミナミスナゴミムシダマシ
Gonocephalum moluccanum
トカラ列島(宝島),喜界島,奄美大島,伊平屋島,沖縄島,久米島,粟国島,石垣島,西表島,与那国島
シナスナゴミムシダマシ
Gonocephalum klapperichi
本州,伊豆諸島(新島),九州(豊後姫島)
コスナゴミムシダマシ
Gonocephalum coriaceum
北海道?,国後島?,本州,粟島,佐渡島,隠岐,淡路島,伊豆諸島(大島,新島,神津島,八丈島,八丈小島),四国,小豆島,九州,平戸,五島列島,対馬,男女群島,下甑島,黒島,馬毛島,種子島,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖永良部島,波照間島,石垣島,与那国島
ダイトウスナゴミムシダマシ
Gonocephalum aokii
北大東島
ヒメスナゴミムシダマシ
Gonocephalum persimile
北海道,奥尻島,本州,粟島,佐渡島,隠岐,淡路島,伊豆諸島(御蔵島,八丈島),四国,小豆島,九州,対馬
ヒメカクスナゴミムシダマシ
Gonocephalum terminale
北海道?,本州,四国,九州,壱岐,天草諸島,下甑島
カクスナゴミムシダマシ
Gonocephalum recticolle
国後島,択捉島,北海道,利尻島,奥尻島,本州,佐渡島,淡路島?,四国?,九州?
ムネビロスナゴミムシダマシ
Gonocephalum j. japanum
北海道,利尻島,奥尻島,本州,粟島,佐渡島,隠岐
ムネビロスナゴミムシダマシ(伊豆諸島亜種)
Gonocephalum j. miyakense
伊豆諸島(大島,新島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島)
ホソスナゴミムシダマシ
Gonocephalum sexuale
北海道,本州,淡路島,四国,九州
サワダスナゴミムシダマシ
Gonocephalum sawadai
本州(千葉県,東京都,神奈川県,静岡県)
スジスナゴミムシダマシ
Gonocephalum bilineatum
本州?
ヨコシワスナゴミムシダマシ
Gonocephalum annamitum
四国?
オオメスナゴミムシダマシ
Gonocephalum macrophthalmum
四国?
ホソカクスナゴミムシダマシ
Gonocephalum titschacki
四国?
 
写真は8月2日に河川の上流付近の河原の石の下にいた本種を撮影したもの。流れのある河川の河原で石がごろごろしているような環境で、草むら沿いの石の下から複数の本種を見つけることができた。
PHOTO

河原の石の下にいた個体@
(2020.8.2)

河原の石の下にいた個体A
(2020.8.2)
 
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