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アマミキボシカミキリ
学名:Psacothea hilaris maculata

自販機に止まる本種(2018.8.12 八丈島)
Data
和名 アマミキボシカミキリ
体長 15〜30mm
分布 伊豆諸島(八丈島),奄美諸島(奄美大島,喜界島,徳之島)
出現期 4〜8月
クワ科(ヤマグワ,ガジュマル,アコウなど)の樹皮や葉
 幼虫はクワ科の生木。
解説 キボシカミキリの奄美亜種。
体表に淡黄色の微毛が生えており、斑紋がややぼやけた印象を受ける。
上翅の斑紋は他の亜種と比べ縦長。前胸背両側の縦条は途中で分断される。
尚、八丈島は本来分布していなかったが、近年本亜種が侵入している。
 
日本に生息するキボシカミキリ属(Psacothea)は本種のみで以下の10亜種に分けられている。
和名/学名 分布
キボシカミキリ
Psacothea h. hilaris
本州〜九州,対馬,尖閣諸島(魚釣島)
(ヤクキボシカミキリ)
Psacothea h. insularis
大隈諸島(黒島),種子島,屋久島,口永良部島
(オキノエラブキボシカミキリ)
Psacothea h. intermedia
奄美諸島(沖永良部島,与論島)
(トカラキボシカミキリ)
Psacothea h. macronotata
トカラ列島(口之島,中之島,諏訪瀬島,悪石島,宝島)
(アマミキボシカミキリ)
Psacothea h. maculata
伊豆諸島(八丈島),奄美諸島(奄美大島,喜界島,徳之島)
(ミヤケキボシカミキリ)
Psacothea h. miyakejimana
伊豆諸島(三宅島,御蔵島)
(オキナワキボシカミキリ)
Psacothea h. tenebrosa
沖縄諸島(沖縄島,久米島),大東諸島(南大東島)
(ミヤコキボシカミキリ)
Psacothea h. miyakoana
宮古島
(イシガキキボシカミキリ)
Psacothea h. ishigakiana
石垣島,西表島,竹富島
(ヨナグニキボシカミキリ)
Psacothea h. yonaguniana
与那国島
 
写真は8月12日、八丈島の自動販売機に止まっていた本種を撮影したもの。八丈島では本亜種の他にも複数の奄美産の虫が生息しているのが興味深い。
PHOTO

自販機に止まる本種
(2018.8.12 八丈島)
 
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