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ベニカミキリ
学名:Purpuricenus temminckii

竹の柵から発生した本種(2006.4.16)
Data
和名 ベニカミキリ
体長 13〜17mm
分布 北海道?,本州,伊豆諸島(大島),粟島,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬,壱岐
出現期 4〜8月
クリ,ガマヅミ,ハゼ,ネギなどの花の蜜
 幼虫は竹類を食する。
解説 花に集まる赤くて綺麗なカミキリ。
カミキリは木の皮を食べるものが多いが、本種は花の蜜を食べる。
鮮やかな赤い体色をしており、前胸部には5つの黒紋がある。
昼行性でよく飛びまわる。
幼虫は竹類を食べる。
よく似た種にヘリグロベニカミキリがいるが、本種よりもやや大きく、前胸部側縁に黒い縁取りがある。また通常、上翅に一つずつ小さい黒紋があるが消失する場合もあり、反対に本種の上翅にも黒紋が現れる場合もある為、上翅では判断ができない。
 
国内に生息するベニカミキリ属(Purpuricenus)のベニカミキリ亜属(Sternoplistes)は以下の3種。
和名/学名 分布
モンクロベニカミキリ
Purpuricenus lituratus
本州,四国,九州,対馬
ヘリグロベニカミキリ
Purpuricenus spectabilis
北海道,利尻島,奥尻島,本州,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島(野崎島),種子島,屋久島
ベニカミキリ
Purpuricenus temminckii
北海道?,本州,伊豆諸島(大島),粟島,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬,壱岐
 
トップの写真は4月に竹の柵にじっと止まっている本種を発見し、撮影したもの。竹の柵を食べて羽化して竹の中から出てきたものと思われる。
PHOTO

草むらに飛来した本種@
(2012.5.2 鹿児島県)

草むらに飛来した本種A
(2012.5.2 鹿児島県)

竹の柵から出てきた本種@
(2006.4.15)

竹の柵から出てきた本種A
(2006.4.15)

竹の柵から出てきた本種B
(2006.4.15)

庭に飛んできた個体
活発に歩き回りすぐに飛ぼうとする。
(2005.6.5)

体を掃除する本種
前足を舐めて、中足で上翅を掃除している。
(2005.6.5)

上翅を広げた本種
(2005.6.5)

飛び立つ瞬間の本種
(2005.6.5)
 
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