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ムネアカセンチコガネ
学名:Bolbocerosoma nigroplagiatum

ライトトラップに飛来した本種(2016.6.19)
Data
和名 ムネアカセンチコガネ
体長 9〜14mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 6〜8月
獣糞,小動物などの死骸
 幼虫は糞を食べる。
解説 オレンジ色の色彩が美しい小型センチコガネ。
通常、前胸背全体と上翅の前方(会合部中央から肩部)はオレンジ色、頭部と上翅の他の部分は黒色。
ただし、斑紋に変異があり、前胸背の一部が黒色になるものや上翅全体が黒色になるものも出現する。
♂は頭部中央に小さな角状突起があり、前胸背にも左右に小さな角状突起、中央に幅の広い突起がある。
夜行性で獣糞を餌とし、日中は地中に潜む。ゴルフ場などの芝生がある場所や放牧地などに生息している。
灯火によく飛来し、虫が集まりにくいオレンジ色のナトリウム燈にも飛来するという。
海外では朝鮮半島,台湾に分布している。
 
国内に生息するBolbocerosoma属はBolbocerodema亜属の以下の2種。
和名/学名 分布
ムネアカセンチコガネ
Bolbocerosoma(Bolbocerodema) nigroplagiatum
北海道,本州,粟島,佐渡島,伊豆諸島(大島,利島,新島,神津島),四国,九州,壱岐,五島列島,種子島,屋久島,口永良部島
キボシセンチコガネ
Bolbocerosoma(Bolbocerodema) ryukyuensis
石垣島,西表島
 
写真は6月19日の夜1時前、神奈川県南部の標高100m付近の林内に設置したライトトラップに飛来した♀を撮影したもの。ライトトラップの周りを低空で飛行し、上翅を斜めに広げたままシートをよく歩き回っていたが、やがて地面に落ちて潜りだした。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2016.6.19)

ライトトラップに飛来した本種A
(2016.6.19)

ライトトラップに飛来した本種B
(2016.6.19)
 
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