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キボシカミキリ
学名:Psacothea hilaris hilaris

クワから出てきた本種(2007.1.8)
Data
和名 キボシカミキリ
体長 14〜30mm
分布 本州,猿島,伊豆諸島(神津島),粟島,隠岐,四国,九州,対馬,尖閣諸島(魚釣島)
出現期 5〜10月
クワ科(クワ,イチジクなど)の樹皮や葉
 幼虫はクワ科の生木。
解説 黄色い斑紋と長い触角が特徴のカミキリムシ。
触角は大変長く、体長の2倍以上ある。
食樹となるクワが多いため、本種もよく見かける。
小さいイチジクの木に多数の本種が止まっているところを見たことがある。
 
日本に生息するキボシカミキリ属(Psacothea)は本種のみで以下の10亜種に分けられている。
和名/学名 分布
キボシカミキリ
Psacothea h. hilaris
本州〜九州,対馬,尖閣諸島(魚釣島)
(ヤクキボシカミキリ)
Psacothea h. insularis
大隈諸島(黒島),種子島,屋久島,口永良部島
(オキノエラブキボシカミキリ)
Psacothea h. intermedia
奄美諸島(沖永良部島,与論島)
(トカラキボシカミキリ)
Psacothea h. macronotata
トカラ列島(口之島,中之島,諏訪瀬島,悪石島,宝島)
(アマミキボシカミキリ)
Psacothea h. maculata
伊豆諸島(八丈島),奄美諸島(奄美大島,喜界島,徳之島)
(ミヤケキボシカミキリ)
Psacothea h. miyakejimana
伊豆諸島(三宅島,御蔵島)
(オキナワキボシカミキリ)
Psacothea h. tenebrosa
沖縄諸島(沖縄島,久米島),大東諸島(南大東島)
(ミヤコキボシカミキリ)
Psacothea h. miyakoana
宮古島
(イシガキキボシカミキリ)
Psacothea h. ishigakiana
石垣島,西表島,竹富島
(ヨナグニキボシカミキリ)
Psacothea h. yonaguniana
与那国島
 
トップの写真は1月8日に越冬中の本種が晴天で気温が上がったためにクワから出てきたもの。この写真は月刊「デジタルフォト」(2007年3月号)のフォトコンテストClass2で入選された。
PHOTO

冬場にクワの木に止まっていた。
(2007.1.8)

クワの葉に止まる本種
(2006.6.17)

クワの切り株に止まる本種
切り株の中心にある穴は本種の幼虫の食痕である。
(2006.10.8)
 
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