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アマミシカクワガタ
学名:Rhaetulus recticrnis

♂33mm(奄美大島産/WF6)
Data
和名 アマミシカクワガタ
体長 ♂:22.0〜47.1mm
♀:19.5〜30.4mm
分布 奄美大島,徳之島
出現期 6〜9月
アカメガシワやスダジイなどの樹液
寿命 約1年
飼育  産卵
マットにも材にも産卵する。
 幼虫
マット飼育が最適と思われる。
根食いの傾向が強いので、湿気は多目にしたほうがよいかも。

 成虫飼育
ペアで一緒のケースで長期飼育すると♀殺しもあるので、ペアリングした後、♀単独で産卵させたほうがよい。
成熟に時間が掛かるようで、後食開始後、1〜3ヶ月は産卵しないことが多いらしい。
飼育難易度 簡単 ★★★☆☆ 困難
 マットや材などの条件さえ整っていれば、それほど難しくないと思われる。
解説 鹿のような大アゴを持つ小型のシカクワガタ。
日本に生息するシカクワガタの仲間は本種のみである。
一見ドルクス属の仲間に似ているが、頭部はやや短く大アゴは鹿を思わせるような立体的な形をしており、前脚の付け根にはオレンジ色の紋がある。
野外では小型の個体が多いが、大型になるとタイワンシカクワガタRhaetulus crenatus crenatus)ほどではないが、シカクワガタ独特の強く湾曲した大アゴになる。
♂の体表はザラザラしてツヤ消し状だが、♀では強い光沢がある。
大抵の図鑑には40mmを超える本種の写真は紹介されていないが、ブリードで40mmオーバーを出すことは難しくないと思われるのでブリードする意義は大きい。
 
トップの写真はネットオークションで購入した個体。実に13年も前に一度購入したことがあるが、繁殖に失敗している。今回はたまたまペットショップで見つけて売れ残った♀を購入したもののいつの間にか採集禁止になっており天然物でないようなので後からペットオークションで落札した1ペアでリベンジすることにした。飼育記録については以下に飼育メモとして記載していきたい。
飼育メモ 2019年9月16日
ペットショップでかなり以前から♀のB品のみが1匹だけ売られていたが売れておらず値下がりしていたので飼育してみることにした。
写真を見てもらえれば分かるが右前脚のフセツと右後脚のフセツ、左の触角が欠けている個体だった。
中プラケースにクヌギ材2本とクワガタ幼虫飼育が可能なマットで半分埋めるようにしてセットした。
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9月19日
現在奄美大島では採集禁止になっているらしいのでブリード物で交配済みでない可能性があるため、ネットオークションで鹿児島県大島郡籠郷町瀬留長雲峠産のペアWF6を購入した。♂33mm、♀28mmでやや小型の♂なので♀殺しの危険性は少ないと判断し、同じケースに一緒に飼育することにした。
 
9月21日
クヌギ材の乾燥が足りなかったようで青カビが発生していたので削って再度セットした。
PHOTO

♂33mm@
(2019.9.21 奄美大島産/WF6)

♂33mmA
(2019.9.21 奄美大島産/WF6)

♂33mmB
(2019.9.21 奄美大島産/WF6)

♂33mmC
(2019.9.21 奄美大島産/WF6)

♂33mmD
(2019.9.21 奄美大島産/WF6)

♂33mmE
(2019.9.21 奄美大島産/WF6)

♂33mmと♀28mm
(2019.9.21 奄美大島産/WF6)

♀28mm
(2019.9.21 奄美大島産/WF6)

ペットショップで買った♀
(2019.9.16 奄美大島産)
古い写真

♂36mm@(奄美大島産/F2)
(2006.1.28)

♂36mmA(奄美大島産/F2)
(2006.3.4)

♂36mmB(奄美大島産/F2)
(2006.3.4)

♂36mmC(奄美大島産/F2)
(2006.1.28)

♂36mmD(奄美大島産/F2)
(2006.1.28)

♂36mmE(奄美大島産/F2)

横から見た♂36mm(奄美大島産/F2)
(2006.1.28)

♂36mmの頭部のアップ(奄美大島産/F2)
(2006.1.28)

♀25mm(奄美大島産/F2)
♀は光沢が強い。
(2006.1.28)

横から見た♀25mm(奄美大島産/F2)
(2006.1.28)
 
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