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ツツゾウムシ
学名:Carcilia strigicollis

ライトトラップに飛来した本種(2019.7.11 対馬)
Data
和名 ツツゾウムシ
体長 約10mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 6〜8月
広葉樹の葉
解説 ツツゾウムシの一種。
体色は黒色で体表に淡褐色の微毛と黄褐色の粉で覆われているが脱落しやすい。
本種の上翅は通常、黒褐色の地に黄褐色の斑紋がまばらに出るが、対馬と韓国の個体では明らかに写真のように全体的に黄色味が強く、上翅に斜めに太い帯状の暗色部があるなどの特徴がみられることから今後亜種分けされる可能性も考えられる。
コゲチャツツゾウムシCarcilia tenuistriata)に酷似しているが、触角の第1中間節(触角の付け根から2つ目の節)が第2中間節の1.5倍あるのに対し、本種では第1中間節と第2中間節が等長であることで区別できる。
海外では朝鮮半島,中国に分布している。
 
写真は7月11日の夜、対馬の空き地に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。形や触角の特徴は明らかにツツゾウムシであるが模様があまりに異なるので紹介は躊躇していたが、対馬も分布域であることと韓国のサイトでも同等の模様を持つ個体を本種としていたため紹介することにした。いずれは亜種にされるのではないかと思われる。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2019.7.11 対馬)

ライトトラップに飛来した本種A
(2019.7.11 対馬)

ライトトラップに飛来した本種B
(2019.7.11 対馬)

ライトトラップに飛来した本種C
(2019.7.11 対馬)
 
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