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クリアナアキゾウムシ
学名:Pimelocerus exsculptus

ビーティングで得られた個体(2020.6.4)
Data
和名 クリアナアキゾウムシ
体長 13〜16mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(八丈島),淡路島,四国,九州
出現期 5〜6月
クリ,コナラ,クヌギ
 幼虫はクリ,コナラ,クヌギの根を食べる。
解説 点刻の多いゾウムシ。
黒褐色で前胸背と上翅に大きく深い点刻がある。まばらに淡色の鱗毛を生やす。
表皮は硬くとても頑丈なゾウムシである。
マツアナアキゾウムシ(Hylobitelus haroldi)などの近似種と大変よく似ていて、判別は難しい。
 
国内に生息しているPimelocerus属は以下の12種。
和名/学名 分布
コクロアナアキゾウムシ
Pimelocerus cribratus
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州
ホソアナアキゾウムシ
Pimelocerus elongatus
本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(神津島,三宅島),四国,九州,対馬,屋久島
クリアナアキゾウムシ
Pimelocerus exsculptus
北海道,本州,伊豆諸島(八丈島),淡路島,四国,九州
ガロアアナアキゾウムシ
Pimelocerus galloisi
北海道,本州,隠岐,九州,石垣島,西表島
フトアナアキゾウムシ
Pimelocerus gigas
北海道,本州,四国,九州
クスアナアキゾウムシ
Pimelocerus hylobioides
本州,淡路島,隠岐,四国,九州,平戸島,下甑島,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島,石垣島
トドマツアナアキゾウムシ
Pimelocerus insularis
北海道,奥尻島,本州,佐渡島,四国,九州
ナガアナアキゾウムシ
Pimelocerus laeviventris
本州,四国,九州
タマゴゾウムシ
Pimelocerus o. orientalis
北海道,利尻島,礼文島,奥尻島,本州,四国,九州,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島,西表島
オリーブアナアキゾウムシ
Pimelocerus p. perforatus
北海道,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島,八丈小島,青ヶ島),隠岐,四国,小豆島,九州,沖縄島,石垣島,西表島
コブアナアキゾウムシ
Pimelocerus pustulatus
南西諸島
リンゴアナアキゾウムシ
Pimelocerus shikokuensis
北海道,奥尻島,本州,四国,九州
 
トップの写真は6月4日に近所の林道でクヌギの枝をビーティングして得られた本種を撮影したもの。クヌギやコナラで時々見かける。
PHOTO

ビーティングで得られた個体
クヌギにいた。
(2020.6.4)

コナラ上の本種
(2007.5.12)

コナラにいた個体@
(2006.6.13)

コナラにいた個体A
(2006.6.13)

コナラにいた個体B
(2006.6.13)
 
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