ホーム > コウチュウ目 > オオキノコムシ科 > オオキノコムシ亜科
 
キオビオオキノコ(対馬亜種)
学名:Episcapha flavofasciata lucidofasciata

ライトトラップに飛来した本種(2019.7.14 対馬)
Data
和名 キオビオオキノコ(対馬亜種)
 別名:キオビオオキノコムシ(対馬亜種)
体長 13〜14mm
分布 対馬
出現期 6〜9月
カワラタケなどのキノコ
解説 青い斑紋を持つオオキノコムシの美麗種。
キノコムシ類やヨツボシケシキスイなど黒地に赤い斑紋が定番だが、本種に限っては斑紋の色が青い。
ただし、青いのは生きている間で、死ぬと和名のキオビ(黄帯)の通りに黄色くなってしまう。
国内では北海道と対馬だけに生息し、海外では朝鮮半島,済州島,東シベリアに分布している。
 
国内に生息するEpiscapha属の基亜属は以下の3種(1亜種)。
和名/学名 分布
ヒメオビオオキノコ
Episcapha f. fortunei
本州,伊豆諸島(三宅島),四国,小豆島,九州,対馬,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島
ミヤマオビオオキノコ
Episcapha gorhami
北海道,本州,四国,九州
キオビオオキノコ
Episcapha f. flavofasciata
北海道
キオビオオキノコ(対馬亜種)
Episcapha f. lucidofasciata
対馬
 
写真は7月14日の夜、対馬の雑木林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。本種を一目見て青色の模様に驚いて急いで撮影したが、再度飛翔して戻って来ることはなかった。手持ちの図鑑に掲載されているものの標本写真であるが故に本種の青い斑紋が掲載されておらず和名と共に探す際の障害となったが、分布域が対馬であることと生時は淡黄色に青色の光沢を帯びると記載されていることから本種であることが分かった。
PHOTO

飛ぶ瞬間の本種
(2019.7.14 対馬)

ライトトラップに飛来した本種
(2019.7.14 対馬)
 
先頭ページへ