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ヤサイゾウムシ
学名:Listroderes costirostris

ヤサイゾウムシ(2007.3.7)
Data
和名 ヤサイゾウムシ
体長 7.5〜8mm
分布 本州,伊豆諸島(大島,神津島,八丈島,八丈小島,青ヶ島),淡路島,隠岐,四国,九州,平戸島,トカラ列島(中之島,悪石島),与那国島,南大東島,北大東島
 ブラジル原産の帰化種。
出現期 4〜9月
アブラナ科,ナス科,セリ科,キク科などの野菜
 幼虫も同様。
解説 野菜に集まるゾウムシ。
上翅後方に1対の白紋がある。
本種はブラジル原産の帰化種で野菜の害虫とされているが実際には本種が食べる量は微々たるもので、被害はほとんどないようだ。
 
国内に生息するListroderes属はの以下の2種。
和名/学名 分布
ヤサイゾウムシ
Listroderes costirostris
本州,伊豆諸島(大島,神津島,八丈島,八丈小島,青ヶ島),淡路島,隠岐,四国,九州,平戸島,トカラ列島(中之島,悪石島),与那国島,南大東島,北大東島
(和名なし)
Listroderes difficilis
不明(移入種)
 
写真はアブラナの葉にいた幼虫を飼育して羽化させたもの。2月12日にアブラナの葉にいた黄色い幼虫を蛾の幼虫だと思い、採集して飼育したところ、すぐにケース内の土に潜り、3月7日に成虫となってマット上を歩いていた。幼虫は飼育中も葉を全く食べずにすぐに土に潜ったことから本種が食べる葉の量は微々たるものだと分かるが、人間の食べる植物を食べるという理由だけでむやみに害虫扱いしないでほしいものだ。
PHOTO

幼虫
アブラナの葉にいた。この幼虫を飼育したところトップの写真の成虫となった。
(2007.2.12)
 
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