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ツヤキバネサルハムシ
学名:Pagria flavopustulata

クズにいた個体(2020.5.17)
Data
和名 ツヤキバネサルハムシ
 別名:ヒメキバネサルハムシ
体長 2.2〜2.8mm
分布 本州,伊豆諸島(三宅島,八丈島),硫黄島,四国,九州,壱岐,対馬,屋久島,下甑島,中甑島,下甑島,トカラ列島(中之島)
出現期 3〜9月
クズ,ハギ,ダイズ,アズキなどの葉
 幼虫も同様。
解説 小型のキバネサルハムシ属の一種。
以前はヒメキバネサルハムシ(Pagria signata)とされていたものが、近年になって4種含まれていたことが判明し、本種を含む4種に分割された。
キバネサルハムシ属は、3mmに満たない小型種で、触角・脚・上翅が黄褐色、上翅には八の字の暗色の斑紋があり、会合部は暗色などの特徴がある。
本種は頭部・前胸背板が黒色、前翅は黄褐色で会合部沿いのみ黒色。
 
国内に生息するキバネサルハムシ属(Pagria)は以下の4種。
和名/学名 分布
ムネアカキバネサルハムシ
Pagria consimile
本州,伊豆諸島(大島),祝島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,中甑島,徳之島
ツヤキバネサルハムシ
Pagria flavopustulata
本州,伊豆諸島(三宅島,八丈島),硫黄島,四国,九州,壱岐,対馬,屋久島,下甑島,中甑島,下甑島,トカラ列島(中之島)
チビキバネサルハムシ
Pagria ingibbosa
北海道,本州,硫黄島,九州,下甑島,トカラ列島(中之島),徳之島,阿嘉島,奥武島,石垣島,西表島
マルキバネサルハムシ
Pagria ussuriensis
本州,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,志賀島,上甑島,中甑島,下甑島
 
写真は5月17日に近所のお寺沿いのクズの葉上にいた本種を地面に置いて撮影したもの。見つけるとすぐに葉の裏に隠れてしまったので、クズの葉ごと地面に置いたところ、勢いよく跳躍し離れた場所でひっくり返っていてパッと見ではゴミのように見えて本種がいることが分からなかった。勘違いでなければ一瞬でジャンプしたようなのでノミハムシ類のような発達した後脚はしていない本種が跳ぶとは意外だった。
参考リンク  最新ハムシ事情図説3 -4種に別れたヒメキバネサルハムシ- (今坂正一とE-アシスト
PHOTO

クズにいた個体
(2020.5.17)
 
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