ホーム > コウチュウ目 > カミキリムシ科 > クロカミキリ亜科
 
クロカミキリ
学名:Spondylis buprestoides

ライトトラップに飛来した本種(2016.6.18)
Data
和名 クロカミキリ
体長 11.5〜23.0mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島,飛島,粟島,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬,壱岐,五島列島,下甑島,種子島,屋久島,口永良部島,トカラ列島(中之島,悪石島),奄美大島,沖縄島
出現期 6〜9月
各種針葉樹
 幼虫は材部を食べる。
解説 クロカミキリ亜科クロカミキリ族の一種。
一見クワガタの小型種に見えるが触角の形状が明瞭に異なる。
全身黒色でツヤ消し状。
触角は短く、大アゴは太く発達している。
夜行性でマツなどの伐倒木に集まり、灯火にも飛来する。
国内に生息するクロカミキリ属(Spondylis)は本種のみ。
 
トップの写真は6月18日の夜、神奈川県南部の標高100m付近の林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。本種は山梨県で見たことはあるものの地元では見たことがなかったのだが、この場所では複数の本種が飛来した。5月28日にも同じ場所でライトトラップをしていたがその時は1匹のみ飛来している。
下の写真は7月8日、山梨県の駅の構内で引っくり返ってもがいていた本種を発見し、採集してから撮影したもの。子供の頃、クワガタ採集に山梨に来ていた時はよく外灯に飛来した本種を見てクワガタの♀と見間違えていつもガッカリさせられた存在である。
PHOTO

駅の構内にいた個体@
(2013.7.8 山梨県産)

駅の構内にいた個体A
(2013.7.8 山梨県産)

駅の構内にいた個体B
(2013.7.8 山梨県産)

駅の構内にいた個体C
(2013.7.8 山梨県産)
 
先頭ページへ