ニジイロクワガタ | |
学名:Phalacrognathus muelleri | |
短歯型のニジイロクワガタ(2003/3/21 オーストラリア産/CB) |
Data | |
和名 | ニジイロクワガタ |
体長 | ♂:36.8〜68.0mm ♀:25.5〜36.4mm |
分布 | オーストラリア北東部,ニューギニア |
寿命 | 約1年 |
飼育 |
産卵 マットと材の両方。湿度は高め、材は柔らかめが良い。 幼虫 マット飼育、菌糸ビン飼育ともに良好に成長する。 成虫飼育 頭部の性質上、挟む力はほとんど無いので、ペアリング、産卵もペア、又は多頭飼育も可能。 |
飼育難易度 |
簡単 ★★★☆☆ 困難 産卵用のマットは微粒子でよく発酵して、黒っぽくなったものを使用するとよい。 |
解説 |
世界一美しいクワガタ。 パプアキンイロクワガタ(Lamprima adolphinae)に似たスタイルをしているが、とても色鮮やかで大型にもなる。 パプアキンイロクワガタほど多彩ではないが、本種にも色彩変異があり、緑1色のものや黒っぽい個体、青味を帯びた個体も極稀に発生する。 本種の大アゴは頭部が小さいため、挟む力が非常に弱く、闘いに使うことはまずない。 ニューギニア産は亜種(fuscomicans)とされていたが、基亜種のソノニムとなり、現在は亜種分けされていない。 近年、色彩変異を掛け合わせて様々な色彩の個体や、前胸背板まで艶のある個体まで出回るようになっている。 飼育記録については以下に飼育メモとして記載していきたい。 |
飼育メモ |
2022年5月1日 ヤフオクで青と緑の発色が綺麗な種親のニジイロクワガタの幼虫の出品を見つけ、安ければと思い入札したところ落札することができた。 ♂ライトブルーと♀ダークブルーの幼虫だが、もう1セットどちらもライトブルーの幼虫は倍以上の値を付けていた。 ただ、ダークブルーは色が濃い分暗色になっており、より青が濃いと言えるので種親として期待できると思う。 続きを表示5月4日 明日到着することになったので、予め飼育用のクリアボトルをセットしておくことにした。 やはりコストはかけたくないので、菌糸ビンは購入せず800mlクリアボトルにリーフの「XLマット クワガタ用」を使用することにした。 幼虫6頭が到着した。初令2令となっていたが、すべて2齢幼虫だった。 昨日準備しておいた800mlクリアボトルに1頭ずつセットした。 マットの劣化状況から薄々気付いていたが、すべてのボトルでコバエが大発生してしまった。新品のマットを使っていたもののマット交換のショックを和らげようと同梱のマットも一緒に入れたことから侵入を許してしまったようだ。 朝急いで再度同じ新品のXLマットを800mlクリアボトルに詰めて、幼虫のみを移動させた。固詰めしているので幼虫の位置が分からない2本のボトルについては幼虫を傷つける恐れがあるため、上層部のマットを取り除くのみとしたが、午後になって幼虫が側面から見えたので、全頭移動させることができた。 8/7からまたコバエの幼虫が発生してきており、発生を確認した3本について、マットの全交換をおこなった。 3頭のうち、1頭は3齢幼虫に成長していた。 |
関連リンク | ニジイロクワガタ飼育記 |