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キムネカミキリモドキ
学名:Oedemera testaceithrax testaceithrax

キムネカミキリモドキの♀(2007.3.12 西表島)
Data
和名 キムネカミキリモドキ
体長 7.5〜12mm
分布 石垣島,西表島,与那国島
出現期 4〜6月
花の蜜や花粉
解説 琉球列島に生息するカミキリモドキ。
春に花に集まる姿をよく見かける。
モモブトカミキリモドキと同属の近縁種で、本種も同様に♂の後脚は太く発達する。
更に♂では触角が長く、上翅先端は完全に閉じず、上翅が見えていることが多い。
本種の体液にはカンタリジンをいう毒性物質が含まれているため、潰したりすると危険である。
南西諸島北部の本種は沖縄亜種とされる。
 
国内に生息するOedemera属の基亜属は以下の8種(2亜種)。
和名/学名 分布
モモブトカミキリモドキ
Oedemera l. lucidicollis
北海道,本州,飛島,淡路島,四国,小豆島,九州
キムネカミキリモドキ
Oedemera t. testaceithrax
石垣島,西表島,与那国島
キムネカミキリモドキ(沖縄亜種)
Oedemera t. okinawana
奄美大島,徳之島,沖縄島,伊平屋島,野甫島
クロアオカミキリモドキ
Oedemera concolor
北海道,本州,対馬
キアシカミキリモドキ
Oedemera manicata
本州,隠岐,四国,小豆島,九州,下甑島
アイイロカミキリモドキ
Oedemera robusta
北海道,本州,四国
フタイロカミキリモドキ
Oedemera s. sexualis
本州,淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,五島列島,中甑島,下甑島,種子島,屋久島
フタイロカミキリモドキ(琉球亜種)
Oedemera s. ryukyuana
トカラ列島(宝島),奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,石垣島,西表島,与那国島
コアオカミキリモドキ
Oedemera subrobsuta
本州
(和名なし)
Oedemera v. virescens
本州
撮影メモ 2007年3月の西表島旅行で出会った14種目の生き物。ホテル周辺で撮影していたリュウキュウミスジNeptis hylas)と共に花に来ていた本種を発見した。更に3月15日には後脚が太い本種の♂と思われる個体も確認できた。モモブトの和名こそないが、モモブトカミキリモドキと同属なので♂は後脚が発達するようだ。
 
13種目 14種目 15種目
PHOTO


♂はモモブトカミキリモドキと同様に後脚が太い。
(2007.3.15 西表島)

花に来た♀@
花の蜜や花粉を食べている。
(2007.3.12 西表島)

花に来た♀A
一緒にいるのはリュウキュウミスジ
(2007.3.12 西表島)
 
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