ホーム > コウチュウ目 > ゴミムシダマシ科 > ゴミムシダマシ亜科
 
スジコガシラゴミムシダマシ
学名:Heterotarsus carinula

河原の石の下にいた個体(2020.8.30)
Data
和名 スジコガシラゴミムシダマシ
 別名:スジコガシラハムシダマシ
体長 9.5〜11.7mm
分布 北海道,本州,粟島,佐渡島,隠岐,淡路島,伊豆諸島(新島),四国,九州,対馬
出現期 4〜10月
腐植質
解説 ゴミムシダマシの一種。
スナゴミムシダマシ類に似るが、上翅にスジがある。
体色は黒色で艶消し状。
上翅には点刻を伴う明瞭な条溝がある。
頭楯は左右が突出し、中央は三角形に凹む。
体形はホソスナゴミムシダマシGonocephalum sexuale)に似る。
河原などの砂地に生息している。
海外では朝鮮半島,中国,台湾,ロシア南東部,ベトナム,ラオス,カシミール,ウズベキスタンに分布している。
 
国内に生息するスジコガシラゴミムシダマシ属(Heterotarsus)は以下の2種。
和名/学名 分布
スジコガシラゴミムシダマシ
Heterotarsus carinula
北海道,本州,粟島,佐渡島,隠岐,淡路島,伊豆諸島(新島),四国,九州,対馬
リュウキュウスジコガシラゴミムシダマシ
Heterotarsus takahashii
宮古島,石垣島
 
写真は8月29日に河川の上流付近の河原の石の下にいた本種を採集して翌日撮影したもの。先に見つけたヒメスナゴミムシダマシを撮影するために三脚の足場を確保しようと石をどかしたら本種を発見した。見慣れたスナゴミムシダマシ類かと思いきや上翅に筋があるので現地の砂と一緒に採集して撮影した。以前同じ場所でホソスナゴミムシダマシを撮影している。
後に上流付近のヨシが生える河原では多数の本種が歩き回っているところが観察できた。素早くはないものの活発に動き回るので撮影はなかなか難しかった。
PHOTO

腹面
(2020.8.30)

河原の石の下にいた個体
(2020.8.30)

上流の河原にいた個体@
(2021.7.10)

上流の河原にいた個体A
(2021.5.30)

上流の河原にいた個体B
(2021.5.30)

上流の河原にいた個体C
(2021.5.30)

ライトトラップに飛来した本種
(2022.7.11 岩手県)
 
先頭ページへ