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フタモンアラゲサルハムシ
学名:Demotina bipunctata

ビーティングで得られた個体(2020.6.11)
Data
和名 フタモンアラゲサルハムシ
 別名:フタモンカサハラハムシ
体長 約3mm
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現期 5〜10月
ナラ類(クヌギ,コナラ,カシワなど),カシ類,ツバキ科(チャノキ,ツバキ)の葉
 幼虫も同様。
解説 カサハラハムシの一種。
全身褐色で光沢がなく、上翅の中央よりやや前方に明瞭な白紋がある。
個体により白紋後方や肩部、前胸背に黒斑が出現する。
同属のチビカサハラハムシに似るが、チビカサハラハムシは更に小型で体型は太短めで毛は太いなどの相違点がある。
 
国内に生息するカサハラハムシ属(Demotina)は以下の14種。
和名/学名 分布
コアラゲサルハムシ
Demotina aurosquama
伊豆諸島(八丈島),奄美大島
マダラアラゲサルハムシ
Demotina fasciculata
本州,伊豆諸島(大島,新島,三宅島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,五島列島,上甑島,下甑島,屋久島
カサハラハムシ
Demotina modesta
本州,伊豆諸島(三宅島,御蔵島,八丈島),淡路島,四国,小豆島,九州,対馬,下甑島,種子島,屋久島,奄美大島,与論島,請島,徳之島,沖縄島,石垣島,西表島,与那国島
フタモンアラゲサルハムシ
Demotina bipunctata
本州,四国,九州,対馬,屋久島
チビカサハラハムシ
Demotina decorata
本州,淡路島,四国,九州,対馬,屋久島
ヤクカサハラハムシ
Demotina elegans
本州,伊豆諸島(三宅島,八丈島),九州,下甑島,屋久島,奄美大島,加計呂麻島,徳之島,沖縄島,石垣島,西表島
クロオビカサハラハムシ
Demotina fasciata
本州,伊豆諸島(八丈島),淡路島,四国,小豆島,九州,壱岐,対馬,上甑島,屋久島
イマサカアラゲサルハムシ
Demotina imasakai
九州,屋久島
オオアラゲサルハムシ
Demotina major
トカラ列島,奄美大島,沖縄島
ササカワアラゲサルハムシ
Demotina sasakawai
トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島
クシバアラゲサルハムシ
Demotina serriventris
九州,屋久島,奄美大島,上甑島,与論島,請島,徳之島,沖縄島,石垣島,西表島
アラゲサルハムシ
Demotina squamosa
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,対馬,五島列島,下甑島
コブアラゲサルハムシ
Demotina tuberosa
本州,四国,九州,対馬
ヒメアラゲサルハムシ
Demotina vernalis
本州
 
写真は6月11日に近所の林道でウメの枯れ枝に絡まるフジなどの蔓をビーティングして得られた本種を撮影したもの。
 
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