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ミカドキクイムシ
学名:Scolytoplatypus mikado

エノキ上の♂(2010.5.2)
Data
和名 ミカドキクイムシ
体長 約3.6mm
分布 北海道,奥尻島,本州,伊豆諸島(八丈島),隠岐,四国,九州,平戸島,下甑島,トカラ列島(悪石島)
出現期 5〜10月
各種広葉樹,スギ,ヒノキ,マキ
解説 様々な樹木に食い入るキクイムシ。
♂では触角が発達している。
前胸背板後縁左右と中央が角ばっているので、和名(三角)の由来となっているようだ。
本種の幼虫は各種の樹木に食い入るが、養菌性とされており、菌食性とも言えるようだ。
以前はキクイムシ科だったが、ゾウムシ科の1亜科に変更された。
 
国内に生息しているScolytoplatypus属は以下の4種。
和名/学名 分布
ダイミョウキクイムシ
Scolytoplatypus daimio
北海道,奥尻島,本州,四国,九州
ミカドキクイムシ
Scolytoplatypus mikado
北海道,奥尻島,本州,伊豆諸島(八丈島),隠岐,四国,九州,平戸島,下甑島,トカラ列島(悪石島)
ショウグンキクイムシ
Scolytoplatypus shogun
北海道,本州,九州
タイコンキクイムシ
Scolytoplatypus tycon
北海道,本州,四国,九州
 
写真は、5月2日にエノキの葉の裏に止まっていた♂を撮影したもの。上翅には、小さいダニをたくさん付けた変なダニが歩き回っていた。
本種は最初、頭部と触角を隠して止まっていたが、撮影を始めると異変に気付いたのか目を覚ましたように頭部を上げて飛んで行った。
PHOTO

エノキ上の♂
(2010.5.2)
 
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