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イシガキゴマフカミキリ
学名:Mesosa yonaguni subkonoi

柵に止まっていた本種(2007.7.17 石垣島)
Data
和名 イシガキゴマフカミキリ
体長 10〜17mm
分布 石垣島,西表島,多良間島
出現期 3〜10月
広葉樹やリュウキュウマツの枯れ木
解説 八重山諸島に生息するヨナグニゴマフカミキリの亜種。
基亜種は与那国島に生息している。
イシガキゴマフカミキリでは上翅の黒帯と黄色帯紋が鮮明で黄色の細かな斑紋は比較的少ない。
夏場に多く見られる。
八重山諸島では普通に見られるカミキリムシで、オレンジの斑紋が綺麗な種。
 
国内に生息しているゴマフカミキリ属(Mesosa)の基亜属は以下の7種(7亜種)、本種は4亜種に分けられている。
和名/学名 分布
ヨツボシシロオビゴマフカミキリ
Mesosa mediofasciata
本州(福島県以西),四国
ゴマフカミキリ
Mesosa japonica
北海道,奥尻島,本州,飛島,粟島,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬
コウノゴマフカミキリ
Mesosa konoi konoi
伊豆諸島(大島),トカラ列島(口之島,中之島,臥蛇島,平島,諏訪之瀬島,悪石島)
(アマミコウノゴマフカミキリ)
Mesosa konoi amamiana
奄美大島
(オキノエラブコウノゴマフカミキリ)
Mesosa konoi okinoerabuensis
沖永良部島
(オキナワコウノゴマフカミキリ)
Mesosa konoi okinawana
伊平屋島,沖縄島
(クメジマコウノゴマフカミキリ)
Mesosa konoi kumejimana
伊豆諸島(大島),粟国島,久米島,座間味島,渡嘉敷島,阿嘉島
チャゴマフカミキリ
Mesosa perplexa
本州(兵庫県以西),四国,九州,対馬,沖縄島,尖閣諸島(魚釣島)
ヨナグニゴマフカミキリ
Mesosa yonaguni yonaguni
与那国島
(イシガキゴマフカミキリ)
Mesosa yonaguni subkonoi
石垣島,西表島,多良間島
(ハテルマゴマフカミキリ)
Mesosa yonaguni kashiwaii
竹富島,小浜島,黒島,波照間島
(ミヤコゴマフカミキリ)
Mesosa yonaguni similaris
宮古島,伊良部島,池間島,大神島
アシナガゴマフカミキリ
Mesosa praelongipes
宮古島,来間島
オガサワラゴマフカミキリ
Mesosa rufa
小笠原諸島
撮影メモ 西表産の写真は2006年6月に撮影したもの。
6月30日には石垣島で交尾中の本種を見つけ、撮影することができた。
2007年7月に石垣島旅行で撮影。山間部の柵に止まっている本種が複数見られた。
 
26種目 27種目 28種目
PHOTO

ススキ上の本種@
(2019.10.21 西表島)

ススキ上の本種A
(2019.10.21 西表島)

柵に止まっていた個体
(2007.7.17 石垣島)

横から見た本種
(2007.7.17 石垣島)

林縁で見つけた個体。
(2006.6.29 西表島)

交尾
(2006.6.30 石垣島)
 
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