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ハラグロカドムネチビヒラタムシ
学名:Placonotus sp.1

樹皮下で越冬中の本種(2021.2.11)
Data
和名 ハラグロカドムネチビヒラタムシ
体長 1.7〜1.9mm
分布 本州,四国,九州
出現期 7〜10月
不明
解説 扁平な体型をしたチビヒラタムシの一種。
体色は光沢のある赤褐色で上翅はやや明るく黄褐色で、小楯板とその周囲、上翅先端付近は暗化する。
♂の触角は体長の半分より長い。
枯れ木の樹皮下に見られる。
未記載種でカドムネチビヒラタムシに似ているが、体色が異なることや刺毛が短いなどの違いがある。
 
国内に生息するPlaconotus属は以下の5種。
和名/学名 分布
キイロチビヒラタムシ
Placonotus fenestratus
本州,伊豆諸島(八丈島),対馬
ヒレルチビヒラタムシ
Placonotus hilleri
本州,伊豆諸島(大島,八丈島),四国,九州,対馬
カドムネチビヒラタムシ
Placonotus testaceus
北海道,本州,伊豆諸島(三宅島,御蔵島,八丈島,青ヶ島),淡路島,小笠原諸島,四国,九州,対馬,屋久島,徳之島,沖縄島
ハラグロカドムネチビヒラタムシ
Placonotus sp.1
本州,四国,九州
ヒゲブトチビヒラタムシ
Placonotus sp.2
本州,奄美大島,徳之島,石垣島,西表島
 
トップの写真は2月11日に近所の林道でクヌギの枯れ木の樹皮下にいた本種を撮影したもの。夏場と違い、発見できたのは1匹のみだった。
7月24日の写真は近所の林道入り口付近にあった伐倒木にいた本種を撮影したもので、樹皮を捲ったところ複数の本種が見つかったがすぐに逃げるため1匹を追いかけながら撮影した。
PHOTO

伐倒木の樹皮下にいた個体@
(2020.7.24)

伐倒木の樹皮下にいた個体A
(2020.7.24)

樹皮下で越冬中の個体
クヌギの枯れ木の樹皮下にいた。
(2021.2.11)
 
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