クロコガネ | |
学名:Nigrotrichia kiotoensis | |
外灯に飛来した本種(2013.7.8 山梨県) |
Data | |||||||||||||||||||||
和名 | クロコガネ | ||||||||||||||||||||
体長 | 17〜22mm | ||||||||||||||||||||
分布 | 北海道,本州,飛島,粟島,佐渡島,伊豆諸島(八丈島),舳倉島,淡路島,厳島 (宮島),隠岐,四国,小豆島,沖ノ島(高知),九州,壱岐,五島列島,対馬,沖ノ島(筑前),相島,能古島,五島列島,上甑島,下甑島,屋久島,薩摩黒島,口永良部島 | ||||||||||||||||||||
出現期 | 4〜7月 | ||||||||||||||||||||
餌 |
広葉樹の葉
幼虫は草木の根を食べる。 |
||||||||||||||||||||
解説 |
黒色のコガネムシ。 体色は黒色でやや鈍い光沢・点刻があり、上翅には縦隆条がある。 同属のコクロコガネと酷似するが、光沢が強く、前胸背の点刻が細かく、前胸背前縁に長毛が生えているのに対し、本種では光沢が鈍く、前胸背の点刻が荒く明瞭で、前胸背前縁に目立った毛はない点で区別できる。 また、本種は灯火にはあまり飛来せず、夜間林内を活発に飛び回る。
6月27日の写真は夜、自宅の玄関の灯りに飛来したと思われる本種が落ちているのを発見し、撮影したもの。コクロコガネとは肉眼での見た目の違いは分からないが、大きく撮影するとその違いは一目瞭然だった。 |
PHOTO | |
外灯に飛来した本種 トップの写真をトリミングしたもの。 (2013.7.8 山梨県) |
自宅の外灯に飛来した本種@ (2013.6.27) |
自宅の外灯に飛来した本種A (2013.6.27) |
自宅の外灯に飛来した本種B (2013.6.27) |
自宅の外灯に飛来した本種C (2013.6.27) |
|
コクロコガネとの相違点 | |
クロコガネの前胸背 点刻が荒い。 前縁に目立った毛がない。 後縁沿いの点刻列が中央で途切れる。 (2013.6.27) |
コクロコガネの前胸背 点刻が細かく浅い。 前縁に長毛が生えている。 (2009.6.13) |