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オオヒラタゴミムシ
学名:Platynus magnus

石の下にいた本種(2020.5.23)
Data
和名 オオヒラタゴミムシ
体長 13.5〜16.5mm
分布 北海道,奥尻島,本州,伊豆諸島(八丈島),淡路島,大島(紀伊),隠岐,四国,九州,対馬,下甑島,トカラ列島(中之島,宝島)
出現期 4〜11月
昆虫類などの死骸
解説 普通に見られるゴミムシの一種。
黒色で光沢がある。
触角・脛節・付節、前胸背の縁は赤褐色。
同定ポイントとして頭部複眼内側に暗赤斑があるが光りの下限によって見えない場合もあるので注意が必要。
クロモリヒラタゴミムシAgonum atricomes)に似るが、本種は前述の暗赤斑があることや上翅会合部末端に小歯がないなどの違いがある。
 
国内に生息するPlatynus属のPlatynus亜属は以下の6種。
和名/学名 分布
カズサヒラタゴミムシ
Platynus kazuyoshii
本州
オオヒラタゴミムシ
Platynus magnus
北海道,奥尻島,本州,伊豆諸島(八丈島),淡路島,大島(紀伊),隠岐,四国,九州,対馬,下甑島,トカラ列島(中之島,宝島)
コヒラタゴミムシ
Platynus protensus protensus
北海道,焼尻島,天売島,本州,佐渡島,伊豆諸島(八丈島),淡路島,四国,九州,対馬,トカラ列島(中之島)
サツナンヒラタゴミムシ
Platynus satsunanus
屋久島,種子島
タカバクロヒラタゴミムシ
Platynus takabai
本州,隠岐
(和名なし)
Platynus tasmantus
不明
 
トップの写真は5月22日に川沿いの松の根元にあった石の下にいた本種を採集して撮影したもの。なかなかすばしっこく持ち帰って撮影した。体長は15mmだった。新潟県では砂浜でバケツの下に隠れていた本種を撮影している。強烈な日光下ということもあり、頭部の暗赤斑がはっきり確認できた。
PHOTO

石の下にいた個体@
(2020.5.23)

石の下にいた個体A
(2020.5.23)

石の下にいた個体B
(2020.5.23)

石の下にいた個体C
(2020.5.23)

石の下にいた個体D
(2020.5.23)

石の下にいた個体E
(2020.5.23)

砂浜にいた個体@
(2021.5.4 新潟県)

砂浜にいた個体A
(2021.5.4 新潟県)

砂浜にいた個体B
(2021.5.4 新潟県)
 
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