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ヤマトアザミテントウ
学名:Henosepilachna niponica

ヤマトアザミテントウ(2021.6.26)
Data
和名 ヤマトアザミテントウ
体長 6〜8mm
分布 北海道,本州
出現期 6〜9月
 幼虫・成虫共に越冬する。
キク科(アザミ類),ナス科(ジャガイモ)などの葉
 幼虫も同様。
解説 アザミ類に来る草食性のテントウムシ。
赤褐色の地色に多数の黒紋がある。
同属のニジュウヤホシテントウに似るが、ニジュウヤホシテントウの前胸背板の紋は横長なのに対し、本種では縦長である。更に本種のほうが斑紋が大きい。
オオニジュウヤホシテントウにも似るが、オオニジュウヤホシテントウでは斑紋がやや小さく、前翅会合部の斑紋が接しない。
 
国内に生息するHenosepilachna属は以下の7種。
和名/学名 分布
ニジュウヤホシテントウ
Henosepilachna vigintioctopunctata
本州,伊豆諸島(三宅島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,壱岐,五島列島,下甑島,屋久島,トカラ列島(中之島,宝島),喜界島,奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖永良部島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島,南大東島
オオニジュウヤホシテントウ
Henosepilachna vigintioctomaculata
北海道,礼文島,利尻島,焼尻島,天売島,奥尻島,本州,飛島,佐渡島淡路島,隠岐,四国,九州
ヤマトアザミテントウ
Henosepilachna niponica
北海道,本州
エゾアザミテントウ
Henosepilachna pustulosa
北海道,本州
ジュウニマダラテントウ
Henosepilachna boisduvali
トカラ列島(中之島),奄美大島,徳之島,沖縄島,宮古島,来間島,石垣島,西表島,与那国島
ミナミマダラテントウ
Henosepilachna pusillanima
石垣島,与那国島
ルイヨウマダラテントウ
Henosepilachna yasutomii
北海道,本州
 
トップの写真は6月26日に畑沿いの葉上に止まっていた本種を撮影したもの。近所のジャガイモや庭で栽培していたナス科のニオイバンマツリにもよく来ていた。
幼虫の写真は、6月11日に庭のジャガイモの葉にいた個体を撮影したもの。2週間程前には成虫を確認している。
PHOTO

ニオイバンマツリの葉を食べる本種@
(2007.4.28)

ニオイバンマツリの葉を食べる本種A
(2007.4.28)

ニオイバンマツリの葉を食べる本種B
(2007.4.28)

畑沿いにいた個体
(2021.6.26)

ジャガイモの葉を食べる幼虫@
脱皮して間もない為、色が浅い。
(2010.6.11)

ジャガイモの葉を食べる幼虫A
(2010.6.11)

ジャガイモの葉を食べる幼虫B
(2010.6.13)

ジャガイモの葉上の前蛹
(2010.6.20)

ジャガイモの葉上の蛹
(2010.6.20)

ジャガイモの葉上での羽化
(2010.6.25)
 
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