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アマミミヤマクワガタ
学名:Lucanus ferriei

3齢幼虫(2023/1/28 奄美大島産/CBF2)
Data
和名 アマミミヤマクワガタ
体長 ♂:23.9〜51.0mm
♀:26.5〜32.5mm
分布 奄美大島
出現期 7〜9月
樹液
寿命 2ヶ月程度?
飼育難易度 簡単 ★★★★☆ 困難
解説 奄美大島のみに生息するミヤマクワガタ。
中型で本土のミヤマクワガタに比べると大アゴの発達は悪い。
ミヤマクワガタでは珍しく南方に生息するが、山地性なのでさほど暑さには強くないと思われる。
 
国内に生息するミヤマクワガタ属(Lucanus)は以下の3種(1亜種)。また、海外にも2亜種がいる。
和名/学名 分布
アマミミヤマクワガタ
Lucanus ferriei
奄美大島
ミクラミヤマクワガタ
Lucanus gamunus
伊豆諸島(御蔵島,神津島)
ミヤマクワガタ
Lucanus m. maculifemoratus
北海道,奥尻島,本州,佐渡島,飛島,隠岐,四国,九州,五島列島(福江島),甑島列島,熊毛諸島(黒島)
(イズミヤマクワガタ)
Lucanus m. adachii
伊豆諸島(大島,利島,新島,神津島,三宅島)
(タカサゴミヤマクワガタ)
Lucanus m. taiwanus
台湾
(チョウセンミヤマクワガタ)
Lucanus m. dybowskyi
中国(山西省,甘粛省,四川省),ロシア南東部(アムール),朝鮮半島
 
写真は9月11日にネットオークションで購入した2齢幼虫を撮影したもの。暑さに弱いミヤマの中でも比較的暑さに耐えてくれそうなので飼育に挑戦することにした。高価な部類になるので幼虫で入手した。
飼育記録については以下に飼育メモとして記載していきたい。
飼育メモ 2022年9月8日
ヤフオクでアマミミヤマクワガタの1・2齢幼虫5頭セットを落札した。
ミヤマ系は高温に弱く、自室での飼育温度では難しいが、本種であればそこそこ耐えてくれそうなので飼育に挑戦してみることにした。

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9月11日
2齢幼虫4頭、1齢幼虫1頭ですべて元気な状態で到着した。
産地は奄美大島湯湾岳産のCBF2とのこと。
800mlのクリアボトルで単独飼育、マットはチャマル用に雑木林で採取した土を6割、NマットとUマットをそれぞれ2割程度混ぜたものを使用した。
 
2023年1月28日
マットが粉末状になり、食いが目立つようなのでマット交換することにした。
5本のクリアボトルから3頭が3齢幼虫に成長していたが、2齢幼虫のままのものが1頭、死滅したものが1頭いた。
マットは自己採取の土の質が良くなかったようで大きめの線虫が大量に発生していた。
マットはUマット主体でHEIWAの黒土(ふるい通し)を3割混ぜたものを使用したが、急激にマットが変わるのは良くないと思い、既存のマットから可能な限り線虫を取り除いたものを1割程度混ぜた。
 
9月28日
1頭についてマット底面から蛹室内の前蛹が見えていたが今日蛹化した。♂だった。
PHOTO

1齢幼虫@
(2022/9/11 奄美大島産/CBF2)

1齢幼虫A
(2022/9/11 奄美大島産/CBF2)

2齢幼虫@
(2022/9/11 奄美大島産/CBF2)

2齢幼虫A
(2022/9/11 奄美大島産/CBF2)

2齢幼虫B
(2022/9/11 奄美大島産/CBF2)

3齢幼虫
(2023/1/28 奄美大島産/CBF2)
 
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