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ヒメマイマイカブリ
学名:Carabus blaptoides oxuroides

夜間、木の幹を歩いていた個体(2017.9.25 静岡県)
Data
和名 ヒメマイマイカブリ
体長 36〜49mm
分布 本州(関東・中部地方)
出現期 4〜10月
カタツムリ,ナメクジ,ミミズなど
解説 カタツムリを食べる大型の甲虫。
成虫・幼虫共にカタツムリに頭を突っ込み、捕食する。
カタツムリ類を主食とするが、他の虫やミミズなども捕食する。
マイマイカブリの仲間は全国に広く分布するが、翅が退化して飛べないために地域によって遺伝的に特化し、現在国内で7亜種に分けられている。
本亜種では、頭部と胸部が紫藍色をしていることや、上翅先端の突起が短いことなどが特徴。
 
日本に生息するマイマイカブリの仲間は以下の7亜種に分けられている。
和名/学名 分布
エゾマイマイカブリ
Carabus blaptoides rugipennis
北海道,国後島
キタマイマイカブリ
Carabus blaptoides viridipennis
本州(青森県,岩手県,秋田県)
コアオマイマイカブリ
Carabus blaptoides babaianus
本州(山形県,宮城県,新潟県,長野県)
サドマイマイカブリ
Carabus blaptoides capito
佐渡
アオマイマイカブリ
Carabus blaptoides fortunei
本州(山形県西部),粟島
ヒメマイマイカブリ
Carabus blaptoides oxuroides
本州(関東・中部地方)
マイマイカブリ
Carabus blaptoides blaptoides
本州(南部),四国,九州,屋久島
 
トップの写真は9月25日の夜0時頃、静岡県の標高約1,200mの林縁の木の幹を歩き回っていた本種を見つけ地面に落としてから撮影したもの。体長を測ったところ34mmと小さかった。木の幹の周りをせわしなく歩き回っておりまともに撮影できなかったので一度地面に落としてから撮影した。恐らく木に止まっているカタツムリを探していたのだろう。
神奈川県南部の標高100m付近の林内でも深夜1時前にアカマツの大木の幹を歩いている本種を撮影している。同じ林内のスダジイに設置した糖蜜トラップにも別の個体が集まり糖蜜を舐めているところが観察できた。
幼虫の写真は6月7日に雑木林内の地面を歩いていた幼虫を撮影したもの。
PHOTO

夜間、アカマツの幹を歩く本種@
(2019.5.18)

夜間、アカマツの幹を歩く本種A
(2019.5.18)

夜間、基の幹を歩いた個体@
(2009.6.7 静岡県)

夜間、基の幹を歩いた個体A
(2009.6.7 静岡県)

夜間、基の幹を歩く本種
(2009.6.7 静岡県)

幼虫
(2009.6.7)
 
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