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オオクロコガネ
学名:Pedinotrichia parallela

外灯に飛来した個体(2011.7.3)
Data
和名 オオクロコガネ
体長 17〜25mm
分布 本州,粟島,伊豆諸島(八丈島),隠岐,四国,小豆島,九州,壱岐,五島列島,対馬, 能古島,上甑島,屋久島,馬毛島,種子島
出現期 5〜8月
草木の葉
 幼虫は土中の植物の根を食べる。
解説 やや大型のコガネムシ。
光沢は非常に鈍く、体色は通常、黒褐色をしているが、橙赤褐色の色彩変異も見られる。
近縁種にクロコガネコクロコガネなどがいるが、本種では一回り大きく、艶が無いことで区別できる。
広葉樹の樹上で生活し、外灯にも飛来する。
 
国内に生息するPedinotrichia属は以下の2種。
和名/学名 分布
オオクロコガネ
Pedinotrichia parallela
本州,粟島,伊豆諸島(八丈島),隠岐,四国,小豆島,九州,壱岐,五島列島,対馬, 能古島,上甑島,屋久島,馬毛島,種子島
コクロコガネ
Pedinotrichia picea
北海道,本州,飛島,粟島,佐渡島,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,御蔵島,八丈島),隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,五島列島,壱岐,下甑島,屋久島
 
トップの写真は、7月3日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を採取して撮影したもの。体長は18mmの個体で、掴むとキーキーと音を立てた。
色彩変異の写真も自宅の外灯に飛来したもので、発見当初、体色変異の個体であったこともあり、手持ちの図鑑では同定できずにいたが、後に出版となった「日本産コガネムシ上科図説 第3巻食葉群U」を購入して、再同定したところ、本種の色彩変異として同じ体色の個体が掲載されていた。刺激を与えると後脚を上げてキーキーと音を立てるという習性など体色以外はまったく同様で、本種であることは間違いないようだ。
PHOTO

外灯に飛来した個体
(2011.7.3)

色彩変異@
(2009.7.5)

色彩変異A
(2009.7.5)

色彩変異B
(2009.7.5)
 
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