ケウスゴモクムシ | |
学名:Harpalus griseus | |
倒木の下にいた個体(2021.6.9) |
Data | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ケウスゴモクムシ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体長 | 9〜11mm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分布 | 北海道,利尻島,焼尻島,天売島,奥尻島,本州,飛島,佐渡島,伊豆諸島(八丈島,青ヶ島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,下甑島,屋久島,トカラ列島(中之島,宝島),沖縄島 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出現期 | 6〜10月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
餌 | 小型昆虫等 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
解説 |
ゴモクムシの一種。 褐色〜暗褐色で、触角・口肢,脚は黄褐色。 上翅の間室は密に小点刻があり淡黄色の毛を生やす。上翅の毛は真上から見るとほとんど見えないが斜めの角度で見ると目立つ。 同属のヒメケゴモクムシに似るが、頭部の頭楯両端の剛毛が3〜4対であるのに対し、本種では1対のみであることで判別できる。 前胸背基部沿いは密に皺状の点刻があり、後角は尖らない。
薄赤い個体は4月24日に河原の石の下にいたもの。体色が淡く、羽化後日が浅い(テネラル)と思われるが、念のため持ち帰って暗化するか確認する予定。撮影時は上翅に毛が確認できずウスアカクロゴモクムシと同定したが、持ち帰ってから細部を確認したところ、上翅の毛を確認、頭楯両端に1対の長毛があることから、ケウスであることが分かった。しかし、1週間経過しても体色の変化はまったく見られなかったが、2週間後の5月9日には暗化していたことが確認できた。 |