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シラフヒゲナガカミキリ
学名:Monochamus nitens

クマザサ上の本種(2019.8.6 山梨県)
Data
和名 シラフヒゲナガカミキリ
体長 19〜28mm
分布 本州,四国
出現期 7〜9月
マツ科(モミ属,トウヒ属,カラマツ)など
 幼虫は寄主植物の枯れ木。
解説 黒地に白い斑模様が特徴的なカミキリムシ。
一見、ゴマダラカミキリAnoplophora malasiaca)に似るが、本種の白い斑紋は細かく前胸背側縁の棘は白い。
♂の触角は体長の約2倍で斑紋は白色だが、♀では触角は体長の1.3〜1.4倍程度で斑紋は白色〜黄白色でより細かい。
 
国内に生息しているヒゲナガカミキリ属(Monochamus)の基亜属は以下の8種(3亜種)。
和名/学名 分布
マツノマダラカミキリ
Monochamus alternatus endai
本州(青森県日本海側南部以南,岩手県中部以南),伊豆諸島,小笠原諸島(父島,母島),佐渡島,四国,沖ノ島,九州,対馬,壱岐,平戸島,五島列島(中通島,福江島),天草諸島,下甑島,上甑島,硫黄島,種子島,屋久島,トカラ列島(口之島,中之島),奄美大島,加計呂麻島,沖永良部島,沖縄島,宮古島
カラフトヒゲナガカミキリ
Monochamus saltuarius
本州,四国,九州(大分県)
シラフヨツボシヒゲナガカミキリ
Monochamus rosenmuelleri
北海道,利尻島,奥尻島
ヒゲナガカミキリ
Monochamus grandis
北海道,本州,四国,九州(山地)
シラフヒゲナガカミキリ
Monochamus nitens
本州,四国
ヒメヒゲナガカミキリ
Monochamus s. subfasciatus
北海道,奥尻島,本州,伊豆諸島(大島,新島),淡路島,佐渡島,隠岐,九州,対馬,壱岐,五島列島(中通島),下甑島
(シコクヒメヒゲナガカミキリ)
Monochamus s. shikokensis
四国
(サツマヒメヒゲナガカミキリ)
Monochamus s. meridianus
九州(南部)
(クマゲヒメヒゲナガカミキリ)
Monochamus s. kumageinsularis
種子島,屋久島,口永良部島
アマミヒメヒゲナガカミキリ
Monochamus masaoi
奄美大島,沖縄島
キマダラヒメヒゲナガカミキリ
Monochamus maruokai
石垣島,西表島
 
写真は8月6日山梨県の標高1,600m付近のクマザサ上に止まっている本種を撮影したもの。触角の長さから♀と思われる。しばらくすると飛んで行った。
PHOTO

クマザサ上の本種@
(2019.8.6 山梨県)

クマザサ上の本種A
(2019.8.6 山梨県)

クマザサ上の本種B
(2019.8.6 山梨県)

クマザサ上の本種C
(2019.8.6 山梨県)
 
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