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ヒゲナガルリマルノミハムシ
学名:Hemipyxis plagioderoides

ハエドクソウの葉上のヒゲナガルリマルノミハムシ(2019.6.2)
Data
和名 ヒゲナガルリマルノミハムシ
 別名:ヒゲナガルリミゾアシトビハムシ
体長 約4.5mm
分布 本州,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,平戸島,下甑島
出現期 5〜7月
クマツヅラ科(クサギ),シソ科(オドリコソウ,ヤブムラサキ),オオバコ科(オオバコ),アジサイ科(ガクアジサイ),ハエドクソウ科(ハエドクソウ)の葉
解説 黒色の丸っこいハムシ。
全身黒色で光沢があり、上翅はやや青藍色の光沢がある。
触角は基部のみ黄褐色。
後脚は発達しており、危険を感じると跳んで逃げる。
 
国内に生息するミゾアシノミハムシ属(Hemipyxis)は以下の10種(2亜種)。
和名/学名 分布
ヒゲナガルリマルノミハムシ
Hemipyxis plagioderoides
本州,隠岐,四国,小豆島,九州,対馬,平戸島,下甑島
ヨツモンミゾアシノミハムシ
Hemipyxis balyi yaeyamana
石垣島,西表島,与那国島
ヒメマルノミハムシ
Hemipyxis changi
石垣島,与那国島
キベリヒラタノミハムシ
Hemipyxis c. cinctipennis
九州,種子島,屋久島,口永良部島,トカラ列島(平島,中之島,宝島),奄美大島,喜界島,徳之島
キベリヒラタノミハムシ(沖縄島亜種)
Hemipyxis c. okinawana
沖縄島,藪地島,伊良部島
キバラマルノミハムシ
Hemipyxis flaviabdominalis
石垣島,西表島
キバネマルノミハムシ
Hemipyxis flavipennis
北海道,本州,佐渡島,伊豆諸島(新島),淡路島,隠岐,四国,小豆島,九州,平戸島,天草諸島,上甑島,下甑島,屋久島
キイロミゾアシノミハムシ
Hemipyxis f. foveolata
トカラ列島(中之島),奄美大島,請島,沖縄島,藪地島,久米島
キイロミゾアシノミハムシ(宮古島亜種)
Hemipyxis f. miyakoana
宮古島
マエモンヒラタノミハムシ
Hemipyxis shirakii
沖縄島,石垣島,西表島
タカラミゾアシノミハムシ
Hemipyxis takarai
西表島
(和名なし)
Hemipyxis quadripustulata
石垣島,西表島
 
写真は6月2日、近所の林道沿いに生えていたハエドクソウに集まっていた本種を撮影したもの。植物の名前が分からなかったため、植物の先端部に咲いていた小さな花を手掛かりに調べてみるとハエドクソウという全身に毒がある植物であることが分かった。毒があるにも関わらず複数の本種が集まって穴だらけにしていた。
PHOTO

ハエドクソウの葉上の本種
複数の本種がハエドクソウを食べていた。
(2019.6.2)

本種がいたハエドクソウ
植物の先端部に花が咲いておりハエドクソウであることが分かった。
(2019.6.2)
 
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