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クギヌキヒメジョウカイモドキ
学名:Ebaeus oblongulus

ナルコユリ上の♂(2020.4.19)
Data
和名 クギヌキヒメジョウカイモドキ
体長 約2.5mm
分布 本州,四国,九州,対馬,五島列島,中甑島,下甑島
出現期 4〜9月
小さい虫や花の蜜
 幼虫は虫などを食べる肉食性。
解説 ジョウカイモドキの一種。
体色は黒褐色で脚は黄褐色。触角は基部付近は黄褐色で途中から暗褐色。
本種の♂は上翅先端付近が黄色で釘抜きを思わせる形状をしている。
♀では♂のような釘抜きはなく一様に黒褐色。
成虫は樹上に見られ、他の虫や花粉を食べる雑食性。
幼虫は朽木の中などで小さい虫などを捕食する肉食性。
 
国内に生息しているKuatunia属は以下の5種。
和名/学名 分布
チバクギヌキジョウカイモドキ
Kuatunia chibaensis
本州
シコクヒメジョウカイモドキ
Kuatunia chujoi
本州,四国
ホウライクギヌキジョウカイモドキ
Kuatunia horaianus
本州
クギヌキヒメジョウカイモドキ
Kuatunia oblongulus
本州,四国,九州,対馬,五島列島,中甑島,下甑島
メシマヒメジョウカイモドキ
Kuatunia yamawakii
男女群島,五島列島,上甑島
 
写真は4月19日に近所の林道でナルコユリの葉上にいた♂を撮影したもの。10日後には同じ林道でビーティングでペアが得られた。
PHOTO

ナルコユリ上の♂
(2020.4.19)

♂がいたナルコユリ
左寄りの葉の黒い点が本種。
(2020.4.19)

ビーティングで得られた♂
(2020.4.29)

♂の腹面
(2020.4.29)

ビーティングで得られた♀@
コナラにいた。
(2020.5.9)

ビーティングで得られた♀A
(2020.4.29)
 
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