インビタビリスツヤクワガタ | |
学名:Odontolabis invitabilis | |
新成虫♂25mm(2023/5/8 スマトラ産/WF3) |
Data | |
和名 | インビタビリスツヤクワガタ |
体長 | ♂:28.5〜35.3mm ♀:約23mm |
分布 | スマトラ北部 |
餌 | 不明(特定の植物の汁を吸うと思われる) 幼虫は土化したマットを食べる。 |
飼育難易度 | 簡単 ★★★★☆ 困難 |
解説 | スマトラに生息する小型ツヤクワガタ。 体色は緑色の光沢のある銅色。 近縁種のカズヒサツヤクワガタ(Odontolabis kazuhisai)がいるが、更に小型で短歯型しか出現せず、緑色の光沢も弱い。 希少な種で小型ながらも長歯型も出現し、色彩も美しいことから人気も高い。 飼育は難しい部類だが、適切なマットを使用すれば飼育可能と思われる。 飼育記録については以下に飼育メモとして記載していきたい。 |
飼育メモ@ |
2022年8月25日 ヤフオクでインビタビリスツヤクワガタの2齢幼虫4頭が出品されているのを見つけてしまい、チャイロマルバネクワガタ(以下チャマル)用に樹液酒場のmiracle mat(以下ミラクルマット)を買ったばかりだったので、このマットが本種にも使用可能であることから飼育に挑戦してみることにした。 チャマルと同じセットで良さそうなのでこの4頭から累代飼育に挑戦してみたい。 続きを表示8月28日 2齢幼虫4頭が到着した。スマトラ ブラスタギ産WF3で6月下旬頃孵化したとのこと。 小さいプリンカップに1頭ずつ入っており、大きさの差もなく、すべて元気だった。 マットは2頭ずつ内容を変えたもので作成し、500mlクリアボトルで単独飼育することにした。 ・ミラクルマットとヤエヤママルバネクワガタ(以下ヤマル)の幼虫に使用した使用済みマットを半々に混ぜたもの ・ミラクルマットとヤエマルの幼虫飼育にした使用済みマットと自己採取した土を等分に混ぜたもの セットからかなり日数が経過してしまったのでマット交換しようとしたところ、どのボトルにも大きいトンネルがあるのに幼虫の姿が一切見えず、非常にマットが固められている状態だったので早くも繭玉を作成した可能性がある。 マットも目立った劣化もないので、このまま成虫となって出て来るまで待つことにした。 繭玉を作成して2ヶ月少々経過したので、成虫見たさもあり1つの繭玉を開けてみることにした。 繭玉を慎重に削っていくと短歯型の♂と思われる新成虫が出てきた。まだ全体的に薄赤く、羽化から日が浅いようだったので、残り3頭についてはもう少し待つことにした。 残りの3頭についても繭玉を開けてみることにした。2頭は新成虫の短歯型♂で、最後の1頭は♀の蛹だった。 危うく♂に偏るところだったが、辛うじて助かった。 今回は500mlクリアボトルでマット交換なしという条件だったので短歯型になったと思うので、新成虫のブリードが成功したら長歯型を狙いたい。 ♀が羽化した。♂は3匹もいるのでヤフオクに出品した。 ♂が後食を開始した。 2匹目の♂も活動しているのに気づき、ゼリーを与え後食を確認した。♂は1匹は売ったが、保険として2匹は確保しておこうと思う。 ♀の後食待ちだが、今のうちに産卵用ケースをセットすることにした。 小型種なのでケースはコバエシャッター小を使用し、マットはマルバネ系の使用済みマットを主体に本種の幼虫飼育の使用済みマットと赤枯れマットを少し混ぜてみた。 ♀は後食を開始しているが、うっかり記録するのを忘れていた。体感ではあるが10日間は過ぎていると思う。本種の寿命は短い気がするので、ペアリングを試してみることにした。 ♂25mmとのペアでコバエシャッターミニに入れてみた。 |