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カバイロハナムグリ | |
学名:Protaetia culta yaeyamana | |
![]() 新成虫(2022/5/20 石垣島産/F3) |
Data | |
和名 | カバイロハナムグリ |
体長 | 19.5〜24.6mm |
分布 | 北海道,利尻島,天売島,本州,飛島,粟島,佐渡島,隠岐諸島(島後),四国,九州,対馬,平戸島,甑列島,屋久島 |
出現期 | 6〜8月 |
餌 |
イタジイ,クサギなどの樹液,オオイワガネの実 幼虫は腐葉土を食べる。 |
解説 |
八重山諸島に生息するハナムグリの一種。 ハナムグリの中でも特徴的で、淡黄色をしたビロード状が美しい種。 上翅は淡色の線状紋がある。 与那国島の個体は赤味が強い。 本種は日本産亜種で、基亜種は台湾に分布している。 国内に生息するシロテンハナムグリ属(Protaetia)のTomentoprotaetia亜属は本種のみ。 購入元のきまま様のブログには本種の飼育情報が掲載されているので参考にしたい。(参考リンク参照) 飼育記録については以下に飼育メモとして記載していきたい。 |
飼育メモ |
2021年11月11日 マットは生態に合わせて、スダジイ周辺のふかふかした土を主体にNマットを混ぜたものを使用した。 続きを表示2022年1月10日 セット以来、外からは特に変化が見られないが、幼虫の状態を確認したところ、9頭の3齢と思われる幼虫が出てきた。1頭は死滅したようで見当たらなかった。若齢として購入したが、現在の頭部の大きさと変わっていないように見えるので購入時既に3齢幼虫と判断し、訂正した。 マットは外からは気付かなかったが糞が多くマット交換が必要な状態だった。幼虫は土を纏ってほとんど動かい状態で心配だが生きてはいるのでマットを交換して飼育続行することにした。栄養価が少ないことも心配なので、ヤエヤママルバネクワガタの産卵に使用したマットも1割混ぜた。 幼虫の健康状態が心配だったがケース側面には幼虫が通ったトンネルが見えたので少し安心した。 ケース内を確認したところ、マット上にゴロゴロと土繭らしきものがあることに気付いた。数えてみると6個あり、マットは糞だらけになっており幼虫が4頭でてきた。一頭減っていたはずなのだが10頭になるので見過ごしていたのかもしれない。 小さい土繭を少しほじってしまい、幼虫が見えてしまった。 土繭はコバエシャッターミニに移し、幼虫のマットは半分フォーテックのカブト1番を混ぜたもので飼育続行することにした。 マットの状態が糞だらけだったのでもっと早いサイクルでマット交換すべきだったかもしれない。栄養不足による羽化不全が心配である。 土繭を発見してから1ヵ月になるので、そろそろ羽化している頃かと少し土繭を削って穴を開けてみたところ、まだ蛹だった。3つほど確認したがどれも蛹だったため、もうしばらく待つことにした。 土繭に開けた小窓から2日前から1つの土繭について乾いたような淡褐色の部分が見えて、蛹が死んで乾燥しているのではという不安がよぎったので開けてみたところ、なんと既に羽化していた。見ていたのはどうやら腹面の胸板だったようだ。まだ活動前でほとんど歩かない状態だったが派手さはないものの鳥肌物の美しさであった。 |
参考リンク | きままのTOEIC満点990&クワガタ |