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ウスモンカレキゾウムシ
学名:Acicnemis palliata

明かりに飛来した本種(2011.6.7)
Data
和名 ウスモンカレキゾウムシ
体長 約5mm
分布 本州,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬
出現期 5〜10月
フジ,ヤマフジの枯れ木
解説 フジに集まるゾウムシ。
体色は淡褐色で前胸背板から上翅中央にかけて黒く大きな紋があるのが特徴。
フジの枯れ枝に多いとされる。
これほど黒くてはっきりとした紋を持ちながら「ウスモン」の和名は疑問が残る。
 
国内に生息するカレキゾウムシ属(Acicnemis)は以下の17種(1亜種)。
和名/学名 分布
クロカレキゾウムシ
Acicnemis albofasciata
北海道,奥尻島,本州,四国,九州
アズマカレキゾウムシ
Acicnemis azumai
トカラ列島(中之島),奄美大島,沖永良部島,渡名喜島,粟国島,宮古島,久米島,大神島,石垣島,西表島,波照間島,北大東島
シロモンカレキゾウムシ
Acicnemis d. dividicincta
本州,四国,九州
シロモンカレキゾウムシ(沖縄亜種)
Acicnemis d. okinawana
奄美大島,沖縄島
アトジロカレキゾウムシ
Acicnemis dorsonigrita
北海道,奥尻島,本州,伊豆諸島(利島,新島,式根島),四国,九州,沖縄島
ホソカレキゾウムシ
Acicnemis exilis
トカラ列島(口之島,中之島),奄美大島,石垣島,西表島
ナカグロカレキゾウムシ
Acicnemis kiotoensis
本州,伊豆諸島(八丈島),九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
(和名なし)
Acicnemis laeta
不明
ニセマダラカレキゾウムシ
Acicnemis luteomaculata
本州,四国,九州
マダラカレキゾウムシ
Acicnemis maculaalba
本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島,八丈小島,青ヶ島),四国,九州,屋久島,口永良部島,トカラ列島(口之島,中之島,悪石島),奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
ノヒラカレキゾウムシ
Acicnemis nohirai
北海道,本州,四国,九州
ウスモンカレキゾウムシ
Acicnemis palliata
本州,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬
セグロカレキゾウムシ
Acicnemis postica
九州,屋久島,トカラ列島(口之島,中之島),奄美大島,請島,沖縄島,渡嘉敷島,久米島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
ザウターカレキゾウムシ
Acicnemis sauteri
トカラ列島(中之島)
シバタカレキゾウムシ
Acicnemis shibatai
本州,伊豆諸島(大島,神津島),四国,沖ノ島,九州,対馬,平戸島,下甑島,種子島,屋久島,薩摩黒島,口永良部島,奄美大島,徳之島,西表島,黒島
サキシマカレキゾウムシ
Acicnemis shigematsui
石垣島,西表島
ナカスジカレキゾウムシ
Acicnemis suturalis
本州,隠岐,四国,九州
ヤクシマカレキゾウムシ
Acicnemis yakushimana
屋久島
 
トップの写真は6月7日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を撮影したもの。近所の林道でのビーティングでも度々得られている。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
フジの枝にいた。
(2020.7.13)

ビーティングで得られた個体A
(2020.7.13)

外灯に飛来した本種
(2011.6.7)

雑木林で見つけた個体
(2006.6.4)
 
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