クロミジンムシダマシ

クロミジンムシダマシ
学名：Aphanocephalus hemisphericus
クヌギ上の菌類に集まる本種（２０２１．９．２５静岡県）

Data

和名

クロミジンムシダマシ

体長

２～２.５ｍｍ

分布

本州，冠島，淡路島，隠岐，四国，九州，対馬

出現期

６～１０月

餌

広葉樹に生えるキノコ

解説

ミジンムシダマシの一種。
体色は光沢の強い黒褐色で、ほぼ体型は円形。
前胸背板の側縁はやや薄く透明感のある暗赤褐色。
触角は先端の節のみ大きく発達する。
夜間、キノコ類に集まる。

国内に生息しているミジンムシダマシ科はAphanocephalus属の以下の１４種。

和名/学名	分布
クロミジンムシダマシ Aphanocephalus hemisphericus	本州，冠島，淡路島，隠岐，四国，九州，対馬
ニセクロミジンムシダマシ Aphanocephalus nigriventris	本州，四国，奄美大島
アソミジンムシダマシ Aphanocephalus asoanus	九州
アワシマミジンムシダマシ Aphanocephalus awashimanus	粟島
チョウジョウミジンムシダマシ Aphanocephalus chujoi	本州，四国
ケナガミジンムシダマシ Aphanocephalus crinitus	本州，奄美大島，徳之島，沖縄島，石垣島，西表島，与那国島
サトウミジンムシダマシ Aphanocephalus satoi	トカラ列島（中之島，悪石島）
シバタミジンムシダマシ Aphanocephalus shibatai	奄美大島，徳之島，沖縄島
シロウズミジンムシダマシ Aphanocephalus shirozui	奄美大島
タケイミジンムシダマシ Aphanocephalus takei	本州，四国，九州，対馬
タマイミジンムシダマシ Aphanocephalus tamaii	石垣島，西表島
ツシマミジンムシダマシ Aphanocephalus tsushimanus	対馬
コゲチャミジンムシダマシ Aphanocephalus wollastoni	本州，九州，沖縄島，石垣島，西表島
ヒレルミジンムシダマシ Aphanocephalus hilleri	不明

写真は９月２５日の夜、静岡県の標高６００ｍ付近の雑木林内でクヌギにいた本種を撮影したもの。クヌギにへばりつくように生える黒い斑点のある灰褐色の菌類に多数集まっていた。本種に混じってハイマダラカギバラヒゲナガゾウムシも１匹だけ発見した。

PHOTO
夜間、クヌギ上の菌類に集まる本種① （２０２１．９．２５静岡県）	夜間、クヌギ上の菌類に集まる本種② （２０２１．９．２５静岡県）
夜間、クヌギ上の菌類に集まる本種③ （２０２１．９．２５静岡県）	夜間、クヌギ上の菌類に集まる本種④ （２０２１．９．２５静岡県）
夜間、クヌギ上の菌類に集まる本種⑤ （２０２１．９．２５静岡県）	ハイマダラカギバラヒゲナガゾウムシとのツーショット（２０２１．９．２５静岡県）