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コカシワクチブトゾウムシ
学名:Lepidepistomodes griseoides

ビーティングで得られた個体(2020.4.4)
Data
和名 コカシワクチブトゾウムシ
体長 3.6〜4.5mm
分布 本州,佐渡島,伊豆諸島(新島,神津島,御蔵島),四国,九州,対馬,平戸島,五島列島,下甑島,種子島,屋久島,奄美大島,徳之島,請島,久米島,石垣島,西表島,与那国島
出現期 4〜6月
カシワ,クヌギ,コナラなどの葉
解説 口吻が短いクチブトゾウムシの一種。
灰褐色の鱗片に覆われ、暗褐色の斑紋がある。触角や脚は赤褐色。
同属のケブカクチブトゾウムシに似るが、本種はより小型で毛深くないことと前脚腿節下面の小鋭歯が比較的大きい点で区別できる。
また、カシワクチブトゾウムシNothomyllocerus griseus)にも似るがカシワクチブトゾウムシは本種よりもやや大きくで口上板は鱗片で覆われていない点で区別できる。
海外では朝鮮半島に分布している。
 
国内に生息するLepidepistomodes属は以下の6種。
和名/学名 分布
ケブカクチブトゾウムシ
Lepidepistomodes fumosus
本州,佐渡島,伊豆諸島(新島,式根島,神津島,八丈島),淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,平戸島,下甑島,種子島
コカシワクチブトゾウムシ
Lepidepistomodes griseoides
本州,佐渡島,伊豆諸島(新島,神津島,御蔵島),四国,九州,対馬,平戸島,五島列島,下甑島,種子島,屋久島,奄美大島,徳之島,請島,久米島,石垣島,西表島,与那国島
コクロホシクチブトゾウムシ
Lepidepistomodes kokurohoshi
本州,伊豆諸島(大島,八丈島),四国,九州
キュウシュウクチブトゾウムシ
Lepidepistomodes kyushuensis
九州,五島列島
クロホシクチブトゾウムシ
Lepidepistomodes nigromaculatus
本州,伊豆諸島(新島,三宅島,御蔵島,八丈島),四国,九州,対馬,下甑島,屋久島
イシカワクロホシクチブトゾウムシ
Lepidepistomodes togashii
本州
 
写真は4月4日に海岸近くの林道でスダジイをビーティングして得られた本種を撮影したもの。この場所では再普通種のようで本種がよく得られたが近所でよく見られるカシワクチブトゾウムシは見られなかった。
PHOTO

ビーティングで得られた個体@
スダジイにいた。
(2020.4.4)

ビーティングで得られた個体A
(2020.4.4)

ビーティングで得られた個体B
(2020.4.4)
 
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