バッタ目(直翅目)には主にバッタ,イナゴ,キリギリス,コオロギ,ケラ,カマドウマなどの仲間が属しており、28科 20,000種が知られています。
この仲間の最大の特徴はよく発達した後脚で、飛び跳ねて身を守ることができます。
バッタやイナゴの仲間は草食性ですが、他のコオロギやキリギリス,カマドウマの仲間は肉食性と草食性,生物の死骸を食べる雑食性等種類により様々です。
バッタ目の仲間は大抵草の茂った場所に生息してますが、ケラは土中に、カマドウマは洞窟や床下などの暗く湿った場所を好むものもいます。
翅を擦り合わせて、鳴くものが多く、ほとんどが♀を呼ぶためのものですが、ショウリョウバッタなどは跳んで逃げる時にだけ音を立てるものもいます。
バッタやイナゴの仲間は時に大発生して農作物を食い荒らすこともありますが、イナゴの仲間は美味しいため佃煮などの食材となり、昆虫食としても利用されています。(⇒バッタを食べる)
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