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クルマバッタ
学名:Gastrimargus marmoratus

クルマバッタ(2007.7.17 石垣島)
Data
和名 クルマバッタ
体長 ♂:35〜45mm
♀:55〜65mm
分布 本州,佐渡島,四国,小豆島,九州,壱岐,対馬,五島列島,トカラ列島,奄美諸島,沖縄諸島,宮古列島,八重山列島
出現期 7〜10月
イネ科の植物の葉
解説 トノサマバッタに似た大型のバッタ。
緑色型と褐色型がある。
石垣島で撮影した個体や図鑑で図示された写真を見る限り、八重山諸島の個体は褐色部が淡い。
トノサマバッタにやや似ているが、本種の体長はやや小さく、後翅は円を描くように黒い帯があり、後翅にある褐色の帯状の模様は飛ぶ時に羽音とともによく目立つ。幼虫も似るが本種のほうが前胸背の丸みが強い。
この円を描く黒い帯が車輪に似ていることからクルマバッタの和名がある。
クルマバッタモドキとよく似ているが、本種の胸部は盛り上がり、胸部にX字型の白い紋はない。しかし、緑色型ではX字型は不明瞭となるので注意が必要。
トノサマバッタほど長距離は飛ばない。
国内に生息するクルマバッタ属(Gastrimargus)は本種のみ。
撮影メモ 褐色型の写真は地元鎌倉で撮影したもの。地面が一部むき出しになっているような草原に見られた。
2007年7月に石垣島旅行で撮影。緑色の大きいバッタでトノサマバッタか?とも思ったが、翅の白い縦筋や張り出した胸部から本種のようだ。
 
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2017年8月11,12日に新潟県で緑色型を撮影した。通常の緑色型だと思うが石垣島で撮影した個体と比べると相当な違和感があった。翌年は同じ場所で幼虫も撮影できた。
PHOTO

緑色型@
(2017.8.12 新潟県)

緑色型A
夜間撮影。
(2017.8.11 新潟県)

緑色型
(2007.7.17 石垣島)

褐色型
(2006.9.2)

幼虫@
(2018.7.14 新潟県)

幼虫A
(2018.7.14 新潟県)

幼虫B
(2018.7.14 新潟県)
 
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