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ササキリ
学名:Conocephalus melaenus

ヤマノイモの葉上で鳴いている♂(2007.10.20)
Data
和名 ササキリ
体長 12〜17mm
 翅端まで(♂:21〜24mm、♀:20〜28mm)
分布 本州,四国,九州,南西諸島
出現期 8〜10月
イネ科の植物の葉
解説 小型のキリギリス科の仲間。
林内で見られる。小さな声でジリジリと鳴く。
若齢幼虫は頭部が赤色、前胸背は暗赤色、腹部と脚は黒色。後脚の腿節の中央付近は白色。
ただし、南西諸島産の若齢幼虫の前胸背は頭部と同様鮮やかな赤色で別種の可能性もあるという。
海外では中国,台湾,マレー半島,カリマンタン,セレベス,スマトラ,ジャワに分布している。
 
国内に生息しているササキリ属(Conocephalus)のAmurocephalus亜属は以下の8種。
和名/学名 分布
ホシササキリ
Conocephalus maculatus
本州,伊豆諸島,小笠原諸島,四国,九州,隠岐,対馬,南西諸島
ウスイロササキリ
Conocephalus chinensis
北海道,本州,伊豆諸島,四国,九州,対馬,屋久島
エゾコバネササキリ
Conocephalus beybienkoi
北海道(道東,道北)
キタササキリ
Conocephalus fuscus
北海道
オナガササキリ
Conocephalus exemptus
本州,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬,トカラ列島,奄美大島,沖縄島
コバネササキリ
Conocephalus japonicus japonicus
北海道,本州,佐渡島,隠岐,四国,九州,南西諸島
ササキリ
Conocephalus melaenus
本州,四国,九州,南西諸島
ハナハクササキリ
Conocephalus semivittatus semivittatus
本州(大阪府鶴見緑地)
※ ハナハクササキリは一時帰化種で現在は国内に生息していない。
 
写真は10月20日に、林道で葉上にいた本種を撮影したもの。あまり臆病でもないようで、撮影中でもジリジリとよく鳴いていた。
若齢幼虫の写真は3月14日に西表島の森林内の林道でシダの葉上に止まったところを撮影したもの。
PHOTO

ヤマノイモの葉上で鳴く♂@
(2007.10.20)

ヤマノイモの葉上で鳴く♂A
(2007.10.20)

鳴いている最中の♂
前翅を擦り合わせて鳴く。
(2007.10.20)

若齢幼虫@
(2007.3.14 西表島)

若齢幼虫A
(2007.3.14 西表島)
 
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