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コロギス
学名:Prosopogryllacris japonica

♂(2011.8.2 静岡県)
Data
和名 コロギス
体長 約30mm
分布 本州,四国,九州
出現期 7〜9月
虫や樹液
解説 コオロギとキリギリスの中間的な分類に属するコロギスの一種。
樹上性。夜行性で日中は木の葉を綴って巣を作る習性があり、英名(Leaf-rolling crickets)の由来にもなっている。
体色は緑色で、翅は茶色。♂でも鳴かない。
触角は長く体長の2倍以上ある。
低地〜山地にかけての雑木林に生息している。
 
国内に生息するコロギス属(Prosopogryllacris)は以下の4種。
和名/学名 分布
コロギス
Prosopogryllacris japonica
本州,四国,九州
マルモンコロギス
Prosopogryllacris okadai
トカラ列島(宝島),奄美大島,加計呂麻島
ヒノマルコロギス
Prosopogryllacris rotundimacula
石垣島
ニセヒノマルコロギス
Prosopogryllacris simulans
沖縄島,久米島
 
トップの写真は8月1日の夜、静岡県の山地のクヌギの樹液に来ていた♂を採集して現地で撮影したもの。結構警戒心が強く、♂を発見した直後にジャンプして地面に落ちて再びクヌギに登ろうとしていたところを撮影の為に一時的に採集した。しばらくして同じクヌギを見ると今度は♀が樹液に来ていた。やはり発見時にすぐに逃げようとしたが、警戒させないよう少しずつ近づいて撮影した。本種は肉食性とされているが、樹液にもよく集まるので正確には雑食性と言えるのかもしれない。
PHOTO

♂@
(2011.8.2 静岡県)

♂A
触角は非常に長い。
(2011.8.2 静岡県)

クヌギの樹液に来た♀@
(2015.9.19 静岡県)

クヌギの樹液に来た♀A
(2015.9.19 静岡県)

クヌギの樹液に来た♀B
(2011.8.1 静岡県)

クヌギの樹液に来た♀C
(2011.8.1 静岡県)

クヌギの樹液に来た♀D
(2011.8.1 静岡県)

クヌギの樹液に来た♀E
(2011.8.1 静岡県)
 
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