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ハタケノウマオイ
学名:Hexacentrus japonicus

クワの葉の裏に止まる♀(2006.9.3)
Data
和名 ハタケノウマオイ
体長 28〜36mm
分布 本州,伊豆諸島(大島を除く),四国,九州,対馬,屋久島
出現期 8〜11月
昆虫類
解説 スイーッチョンと鳴くことで有名なキリギリス科の仲間。
ウマオイと呼ばれているものは本種か同属のハヤシノウマオイの2種がおり、酷似しているが♂では発音器の形状、♀では背面の色彩で区別できる。
 
国内に生息するウマオイ属(Hexacentrus)は以下の4種。
和名/学名 分布
ハヤシノウマオイ
Hexacentrus hareyamai
本州,伊豆諸島(大島),四国,九州,薩摩硫黄島
ハタケノウマオイ
Hexacentrus japonicus
本州,伊豆諸島(大島を除く),四国,九州,対馬,屋久島
タイワンウマオイ
Hexacentrus unicolor
トカラ列島,奄美諸島,沖縄諸島,宮古列島,八重山列島
アシグロウマオイ
Hexacentrus fuscipes
小笠原諸島(母島),南西諸島
 
虫を求めて暗い針葉樹林内を探索していたところ、日当たりの良い場所にあったブドウ科の低めの木にオオカマキリを見つけ、木の花にはモンキアゲハが来たりして薄暗くヒカゲチョウしか見られなかった寂しい林道とは一転して虫達でにぎやかな場所で写真の個体を見ることができた。何かいないかと注意深く辺りを探して見ると、一瞬何かが隠れるのが分かり、そっと動いたアオキの葉の裏を覗こうと邪魔な草をどけた途端、葉上に飛び出してきた所を撮影した。
写真は発音器がないため、いずれも♀だったが翅の背面が緑色であったことから本種とした。
PHOTO


♀には尻から産卵管が出ている。
(2005.9.19)
 
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