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ヤマトフキバッタ
学名:Parapodisma setouchiensis

葉上の♀(2018.8.14 八丈島)
Data
和名 ヤマトフキバッタ
 別名:セトウチフキバッタ,トガリバネフキバッタ
体長 ♂:22〜28mm
♀:27〜38mm
分布 本州,伊豆諸島,隠岐,淡路島,沼島,四国,小豆島,九州,対馬,五島列島,種子島,屋久島
出現期 7〜10月
フキやクズなどの葉
解説 翅が短いフキバッタの一種。
緑色で複眼後方にある黒側条は♂では腹部後方の頭部のみにあるものから前胸背後縁まで伸びるものまで個体差がある。
♀では頭部のみか前胸背に僅かに伸びる程度。
本州では東北地方と北陸地方の日本海側を除く範囲に分布している。
前翅は近畿地方中軸部低山地で最も長いとされ、その他の地域では連続的に短くなる。
 
国内に生息するミヤマフキバッタ属(Parapodisma)は以下の11種(1亜種)。
和名/学名 分布
アオフキバッタ
Parapodisma takeii
本州(青森県,岩手県,山形県,新潟県,福島県,栃木県,茨木県,群馬県,東京都,神奈川県,長野県,山梨県)
ミカドフキバッタ
Parapodisma mikado
国後島,北海道,本州(栃木県以北の日本海側〜東北各地,群馬県,長野県,岐阜県,福井県,滋賀県)
ヤマトフキバッタ
Parapodisma setouchiensis
本州,伊豆諸島,隠岐,淡路島,沼島,四国,小豆島,九州,対馬,五島列島,種子島,屋久島
メスアカフキバッタ
Parapodisma tenryuensis
本州(関東〜中部地方)
オナガフキバッタ
Parapodisma yasumatsui
九州,甑島列島
キンキフキバッタ
Parapodisma subastris
本州(中部〜近畿地方)
テカリダケフキバッタ
Parapodisma caelestis
本州(光岳周辺)
カケガワフキバッタ
Parapodisma awagatakensis
本州(静岡県掛川市,金谷町)
ダイリフキバッタ
Parapodisma dairisama
本州(中部〜中国地方)
ヒメフキバッタ
Parapodisma etsukoana
本州(関東〜中部地方)
シコクフキバッタ
Parapodisma niihamensis niihamensis
四国
(キイフキバッタ)
Parapodisma niihamensis hiurai
本州(紀伊半島南部)
 
写真は8月14日に八丈島の植物園内にいた本種の♀を撮影したもの。やや薄暗い林内の植物上に見られた。
近所でも8月21日に♀を撮影しているが、当初タンザワフキバッタかと思っていたが、体長を測ると38mmもあったため、本種であることが分かった。
関連リンク  バッタを食べる
PHOTO

葉上の♀@
(2018.8.14 八丈島)

葉上の♀A
(2018.8.14 八丈島)

カラスウリ上の♀@
(2021.8.21)

カラスウリ上の♀A
(2021.8.21)

カラスウリ上の♀B
(2021.8.21)

カラスウリ上の♀C
(2021.8.21)
 
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