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ケラ
学名:Gryllotalpa orientalis

ケラ(2006.4.30)
Data
和名 ケラ
 別名:オケラ
体長 約30mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島,四国,九州,南西諸島
出現期 4〜11月
植物の根やミミズなど
解説 土中に棲むケラ。
バッタ目の仲間では唯一土中に棲むという変わった生態をしており、前脚もモグラのように潜り易い形をしている。
普段は多湿な土中にいるが、秋口に越冬場所を探すために地上に出てくる。
土中でジ〜と低い音で鳴き、昔の人はミミズの鳴き声だと思っていたらしい。
 
国内に生息するケラ科(Gryllotalpidae)はケラ属(Gryllotalpa)のは以下の2種。
和名/学名 分布
ケラ
Gryllotalpa orientalis
北海道,本州,伊豆諸島,四国,九州,南西諸島
タイワンケラ
Gryllotalpa formosana
八重山列島
 
写真は水辺の多い湿った場所にあった倒木をどかしてみると慌てて潜ろうとする本種を見つけ、撮影したもの。
ほとんど泥上の中で過ごしているにも関わらず、汚れがまったく付かないのには関心する。
PHOTO

湿地帯で見つけた個体
湿地に落ちていたベニヤ板の裏から出てきた。
(2006.9.3)

泥の中に潜る本種
見つけてもすぐに潜ってしまうので撮影は難しい。
(2006.9.3)

幼虫
まだ翅が短い。
(2008.10.18)

潜る幼虫
(2008.10.18)

本種の前脚
まるでモグラのような前脚を持つ。
(2008.10.18)
 
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